top_line

【スマートフォンアプリ(Android/iOS)配信終了のお知らせ】

悔しいドラフト指名漏れを経て…注目選手5人の進路は?【高校生・投手編】

ベースボールチャンネル

悔しいドラフト指名漏れを経て…注目選手5人の進路は?【高校生・投手編】

高校野球 最新情報(最新ニュース)

 2023年を迎え、野球界では高校生や大学生の進路が次々と明らかになってきている。昨秋のドラフト会議でプロ志望届を提出したものの指名がなかった選手たちも、気持ちを切り替え次のステージでの戦いに向けた準備を進めている時期だ。今回は「指名漏れ」を経験した注目の高校生投手5人の進路を紹介する。

 

今シーズンのプロ野球はDAZNで!いつでもどこでも簡単視聴。

 

川原嗣貴(大阪桐蔭)


 
 最速150キロのストレートと多彩な変化球を投げ分ける長身右腕。大阪桐蔭でエースを務め、U18日本代表でも活躍した逸材だが、高卒でのプロ入りはならなかった。卒業後は社会人野球のHonda鈴鹿でプレーする予定だ。
 
 大阪桐蔭では2年夏と3年春、夏の計3回甲子園に出場。通算6試合に登板し、36回を投げ4勝1敗、34奪三振、防御率1.50と圧巻の数字を残した。3年春の選抜では、好投手・冨田遼弥投手と投げ合った鳴門との初戦で1失点完投勝利を挙げるなど投手陣を支え、優勝に貢献。エースナンバーを背負った夏も3回戦で二松学舎大付打線を完封するなど先発能力の高さを見せつけた。
 

 
 U18のワールド杯でも4試合13回を投げ3勝、防御率0.00と抜群の成績を残し、最優秀投手賞とベストナインを受賞。世界にも通用する実力は証明済みだ。社会人野球でどんな成長曲線を描くか、多くの野球ファンの注目が集まる。

榎谷礼央(山梨学院)


 
 140キロ台中盤のストレートと縦に落ちるスライダーが武器の右腕。甲子園の舞台でも活躍した有望株は、日本大に進学し4年後のプロ入りを目指す予定だ。
 
 山梨学院では2年春からエースナンバーを背負った。2年秋は県大会、関東大会の全9試合に先発や救援で登板し、県大会では防御率0.00をマーク。3年春には選抜で全国デビューを果たした。父と祖父も元甲子園球児で、3世代での甲子園出場となった。この選抜では木更津総合・越井颯一郎投手との手に汗握る壮絶な投げ合いを披露。最終的にはタイブレークの末、押し出し四球を出しサヨナラ負けを喫したが、155球の熱投は高校野球ファンに強い印象を残した。
 

広告の後にも続きます

 
 3年夏も甲子園の土を踏み、高校3年間では多くの経験を積んだ。大学ではワンランク上の投手へと進化することを期待したい。

澤田寛太(大師)

 190センチ近い高身長から投げ下ろす最速147キロのストレートが武器の本格派右腕。全国的な知名度こそ高くないものの、投手としてのポテンシャルは十分だ。春からは東日本国際大に進学する予定で、今後の成長に期待がかかる。
 
 元々は野手だったが、高校1年秋の地区大会敗退後に投手に転向。2年春には早くも背番号1を託された。2年秋は怪我に見舞われるも、復帰後の練習試合で猛アピール。最速147キロをマークしたほか、奪三振能力の高さも見せつけ、プロも注目する存在となった。
 

 
 高校での最高成績は神奈川大会3回戦と実績は乏しく、高卒でのプロ入りはかなわなかった。東日本国際大は今秋ドラフト候補の大山凌投手をはじめ好投手が多く、伸びる環境は整っている。大学では全国の舞台も経験し、プロへの扉を開きたい。

小笠原天汰(国士舘)


 
 最速148キロのストレートに多彩な変化球を織り交ぜる右腕。高校時代は背番号10で中継ぎが主戦場だったが、プロも注目する実力を持つ。卒業後は独立リーグの富山GRNサンダーバーズでプレーする予定だ。
 
 高校では2年次までは登板機会が少なかったが、3年夏は主にリリーフとして西東京大会4強入りに貢献。準々決勝では選抜4強の国学院久我山相手に3回1失点と好救援し、準決勝では東海大菅生に敗れたものの5回3分の2、1失点と好投した。威力のある直球で押す投球を見せた一方、先発で試合をつくる能力や変化球の精度の高さもアピールし、一夏で大きく成長を遂げた。
 

 
 独立リーグのため、最短1年でドラフト指名を受ける可能性がある。入団1年目から登板機会を得て、投手としての幅をさらに広げていきたい。

小林路春(富山第一)

 最速148キロのストレートとキレのあるスライダーが武器のスリークォーター右腕。マウンドでの気迫溢れる投球スタイルも魅力的で、卒業後は独立リーグの福島レッドホープスでプロ入りを目指す予定だ。
 
 高校では2年春から公式戦に登板し、2年秋には県大会優勝に貢献する活躍を見せた。秋は背番号9ながら全5試合で先発を任され、高岡商との決勝では9回13奪三振無失点の快投を披露。その後の北信越大会から背番号1をつけ、3年夏も県大会2回戦で自己最速を更新するなど計14回を投げ防御率0.00と安定した投球を見せたが、甲子園出場はならなかった。
 

  • 1
  • 2
 
   

ランキング(スポーツ)

ジャンル