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「どうする家康」第3回「三河平定戦」戦国乱世に船出した主君・家康が直面した厳しい現実【大河ドラマコラム】

エンタメOVO

 前回、家臣たちに向かって「そなたたちのことはこのわしが守る!」と言い放ち、決意を固めて戦国乱世に船出した元康だが、早くも主君としてその厳しい現実に直面した格好だ。

 また、この回は、戦死した兵士から武器や防具を奪っていく庶民の姿が描かれたり、大河おなじみの“首桶”も登場したりと、元康と瀬名(有村架純)が仲むつまじく“鬼ごっこ”をしていた第1回からは想像もつかないシビアな描写がいくつも見られた。

 だが、今振り返ってみれば、あの和やかな第1回も、今回のような戦国の厳しさをより強く印象付けるための作り手の計算だったとも思える。

 そして、この戦国の厳しい現実との出会いは、元康が「気弱なプリンス」から天下泰平の世を築いた徳川家康へと変わっていく第一歩でもある。

 次回、駿府に妻子を残したまま、信長と対面するであろう元康が、次の一歩をどう踏み出し、いかに窮地を乗り越えていくのか。引き続き、その行方を注視していきたい。

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(井上健一)

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