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「Partner」で話題の有華、メジャーデビュー!「私の歌が人生にプラスに働くエッセンスになれたとしたらすごく嬉しい」

WEBザテレビジョン

「Partner」で話題の有華、メジャーデビュー!「私の歌が人生にプラスに働くエッセンスになれたとしたらすごく嬉しい」

溢れる恋心を飾らない等身大の言葉にしたため、心弾むようなポップなサウンドとキュートな歌声で彩るラブソング「Baby you」。恋した瞬間のときめきや不安など、誰もが1度は感じたことがあるようなリアルな感情を歌うのは、シンガー・ソングライターの有華。彼女にとって、この曲がメジャーデビューデジタルシングルとなる。本作は、独自のスタイルを確立しロックファンの信頼を集めるバンド、andropのフロントマン・内澤崇仁とコラボレーションして創り上げたものだという。

■恋愛で誰かがたまらなく好きになったときの気持ちを歌いたい

「デビュー曲を、内澤さんに書いていただけると知ったときはとても嬉しかったです。自分の想いも乗せた曲にしたかったので、『恋愛で誰かがたまらなく好きになったときの気持ちを歌いたい』と初めにお伝えして、それを受けて書き下ろしていただきました。
内澤さんが書いてくださった曲をはじめて聴いたときは、すごくキュンキュンする歌詞を書いていただけたなと思ってうれしくなりました。と同時に、ストイックなロックバンドのギター&ボーカルというイメージが強かったので、こういう曲も書けるなんてすごいなと、その才能に驚かされました。
 この曲の歌いはじめは、好きな人が誰か別の子と歩いていてすごく嫌な気持ちになったという内容で始まるんですが、そういう感情は女子特有のものだと思っていたんです。だけど、そうじゃなくて誰もが感じていることなんだと分かってハッとしました。
いただいた歌詞から受け取った自分の気づきや、私がこれまでに感じてきたこと…。例えば、恋愛って苦しい気持ちにもなるな、とか。そういう感情も歌詞に入れたいとメールでお伝えしたら、『それは僕には気付けなかった視点だね』と言ってくださり、歌詞に新たに加えていただきました。ほかにもレコーディングまで細かな部分にこだわって丁寧にブラッシュアップしていきました」

レコーディングのスタジオには、内澤も姿を見せたという。「実は、レコーディング当日になっても、まだ歌詞が確定していない部分があって。直接対面して、内澤さんと話し合いながら決められたことがすごく良かったです」と笑顔を見せた。

「最後まで悩んでいたのは、サビの終わりに繰り返し出てくる“愛してる”の言葉です。私の願いとしては、この曲が聴いてくださる全ての人にとって愛のうたであってほしいと思っていました。なので、はじめは全部を“愛のうた”としていたんです。ただ、内澤さんから “愛してる”という言い方の方が聞いてくれる人に伝わりやすいし、最後に1度だけ“愛のうた”と出てくる方が、より印象に残るかもしれないよと提案されて、確かにそうだなって。 
 ほかにも、レコーディングの現場ではいろいろと話をさせていただきました。歌唱に関して相談したところ、『これは有華ちゃんの曲だから、思うように好きに歌っていいんだよ』と背中を押してくださいました。事前に曲を私なりに解釈してレコーディングに臨んだのですが、Aメロではしっかり歌うというより、話し言葉のような感じで歌ってみたんです。曲を創った当人である内澤さんから、『いいね』と言っていただけてほっとしました。私の中で勝手に『内澤さんは寡黙な人なんだろうな』と思っていたのですが、実際には飾らずに話してくださいますし、チャーミングな部分もある方だなと思いました。
 サビ前の“ねえわかるでしょ わかるでしょ”は、強い言葉なので文字だけをみると相手をすごく責めているようにも見えてしまいます。歌の主人公は、自分以外の誰かと歩いていたことを責める気持ちもあるんですが、やり過ぎるのは違うなと思っていたので塩梅が難しかったです。そうやって相手を責めたり、そんな自分が嫌になったり…、でも最後は“愛してる”と気持ちが高まる。恋愛をすると特に女性は感情のアップダウンが大きくなると思うし、実際に私自身が恋愛するとそうなるタイプです(笑)。なので、この曲を通じて有華っぽさも伝えられているんじゃないかなと思います」


■私を支えてくれているファンのみなさんに、ようやくデビューのお知らせができたことが嬉しかったです

Music Videoでは、ダンスも披露。これまで、ライブなどではピアノの弾き語りも多く、しっとりした楽曲も少なくないためダンスのイメージはそれほど強くない。だが、「実は、高校時代はダンス部でした」と自信をのぞかせる。そんな彼女の秘めた才能も垣間見られる映像作品に仕上がっている。

「映像は2部構成というか、1つはボクシングジムに通う男の子と女の子の物語が軸です。最初はへなちょこだった男の子が、強くてカッコいい女の子に憧れながら頑張っていくうちに、強くなっていくというストーリーです。『Baby you』を聴いた監督さんが、そうしたビジョンを想い浮かべたと聞いて、私には思いつかないような豊かな発想力を活かして映像を創ってくださったことにワクワクしました。
MVの途中で、歌うシーンもありますし、ダンスにも初挑戦しています。高校時代はダンス部だったので、実は踊るのは好きなんです。ただ、学生時代に大会へ出場するときは、真剣勝負というより、自分たちが躍るのを楽しんで周りも笑顔にしたい感じでした。当時、流行っていた少女時代さんをヒントに“江戸時代”というチーム名でしたし、ちょっとウケを狙っているところもありました(笑)。私は踊る前に、『今日は安室奈美恵さんになって踊ろう』とか、『この曲はKARAっぽくしよう』と、モードを決めて踊るんです。この曲は、歌って踊ることもあって、BoAさんを自分の中に取り込んだつもりで踊っていますので(笑)、ぜひ、そこも注目してください!」

和やかなムードの中で制作は進められたようだが、「デビューシングルだと思うとやっぱり緊張感はありました」という。生涯に一度きりのデビュー曲ならば誰もがきっと緊張するものだろうが、デビューまでに約10年、たった一人で地道に活動を続けてきた有華ならば、なおさらだったのかもしれない。
デビューに至るまでには、新卒で社会人となり平日は営業として働きながら週末を音楽活動に費やすなど、寝る間も惜しんで二足の草鞋を履きながら頑張った時期もあったそうだ。そこまでして続けてきた音楽活動で、ついにデビューが決まったとき、彼女は何を思ったのだろうか。

「デビューが決まったときは『ああ、やっとだな』って。今年で28歳になるのですが、音楽活動を始めたのは18歳でした。同世代のアーティストは、いつも私の先を走っていると感じることも多く、私自身もどかしい気持ちがありました。それ以上に、ずっと応援してくれている家族や友達は、口に出さないながらも『この先どうするんだろう』と心配していたと思います。そういう人たちや、私を支えてくれているファンのみなさんに、ようやくお知らせできたことが嬉しかったです。
 デビューが決まってからも嬉しいことが続いています。こうして取材をしていただくことも今まではほとんどありませんでした。また、チームの皆さんが一丸となって、有華というアーティストを盛り上げるために頑張ってくださる姿を見ることも初めての経験です。今まで、全部自分一人でやらなきゃいけないと思っていた事をたくさんの人が助けてくれる…。それってすごくありがたいなと思うし、これは全然当たり前じゃないんだと思えます。そうしたことに気づけるのは、10年間の活動があってデビューするからこそだと思うので、このタイミングで良かったなと思いますし毎日、周りの方に感謝しています」


■「Partner」を聴くたびに、何かいいことがありそうだなって思ってもらえる、そういう曲になれたことがすごく嬉しい

インディーズ時代、愛らしいルックスとオープンで朗らかな性格とのギャップが、好意的に受け止められてSNSを通じて拡散。Instagramのフォロワーは12万人を数えるほどにまでファンが増えていたという。直接歌を届けるライブ活動も積極的に行い、親しみやすいサウンドや共感性の高い歌詞、透明感のある歌声など、少しずつ認知が広がっていった。ついには、全国を巡るライブツアーが完売するほどにまで、人気が出始めていた矢先、新型コロナウイルス感染拡大によりリリースやライブ活動がストップしてしまった。
「一時はアーティストをやめよう」と、思い悩んだという。しかし、そんな大ピンチの場面が一転し、大逆転劇が起きた。2022年4月にリリースした『Partner』がTikTokをきっかけに大いに拡散。わずか1カ月ほどで、SNSでの総再生回数が3億回を超えるビッグヒットとなったのだ。

「今は、こうして嬉しいことが続く毎日ですが、コロナ禍では伝えられる機会がなかなか見つけられず、ぽっかり浮いてしまっているような感覚がありました。半ば自暴自棄になって、『年齢的にも結婚を考える時期だし、音楽活動をやめちゃおうかな』なんて、逃げることも考えました。
そんなときでした。2022年のゴールデンウィークに、ある一組のカップルが、『Partner』を使った動画をTikTokにあげてくださったんです。それをきっかけに、あれよあれよと拡散していきました。家族や仲間とは、切りのいいカウントになるたびにスクショを撮って、メールでシェアしながら沸いていましたね(笑)。そうやってみんなが自分のことのように盛り上がってくれたのがすごく嬉しかったです。
また、この曲をきっかけに私の存在すら知らなかった人に歌声が届いたこともすごく嬉しいし、ありがたいなって。『この曲を聴くと恋が叶うと聞いたので、(曲を聴いてから)告白したらうまくいきました!』という、ハッピーな報告もたくさんいただくようになりました。『Partner』を聴くたびに、何かいいことがありそうだなって思ってもらえる、そういう曲になれたことがすごく嬉しいです。裏を返せば、何か願っているということはまだ叶っていないということだと思うので、私の歌が人生にプラスに働くエッセンスになれたとしたらすごく嬉しいですね。
ここまで大きく“バズる”のは生まれて初めてのことだったので、やらかしてしまったなということも(笑)。新聞記事に取り上げていただいたときは、嬉しさのあまり寝起きのパジャマ姿で新聞を買いに行き、そのままの姿で動画を撮ってアップしたんです。もう、正真正銘のガチパジャマ、ガチすっぴんです(笑)。投稿したときはテンションが上がっていたから、『伝えられて良かった~』と満足だったのですが、数時間が過ぎて頭が冷静になってくると、『やばっ。顔、むくんでる』とかいろいろ気になりだして。私のSNSでのモットーは、ありのままではあるけど、ありのまま過ぎてしまったな…と反省しています(笑)。でも、それだけ嬉しかったということはお伝えできたと思いますし、いくらさらけ出してもチームの誰からも『これは、やり過ぎですよ』とお叱りがないんですよ。それをいいことに、これからもありのままを出していくと思います」


■これまで応援してくださった方に直接感謝を伝えられたらいいなと思っています

あっけらかんと笑う姿からは、活動への喜びや日々の充実ぶりが伝わってくる。彼女が今まで以上にSNSで飾り気のない姿を見せるのは、長く応援してくれるファンへの配慮もあるようだ。そうしたきめ細やかな心配り、優しさや温かみが楽曲ににじみ出るからこそ、多くの人が有華の歌声に引き寄せられるのではないだろうか。

「『Partner』をたくさんの方に聴いていただけるようになって、以前より私を応援してくださる方からは『有華ちゃんを遠く感じるようになった』という声を聞くようになりました。私としては、いろんなところに呼んでいただけるようになったことで、よりみんなに近づけていると思っているんです。なので、もっともっと近づける方法を考えて、寂しい思いをさせてしまっている方たちにも近くにいることを感じてもらえるように頑張りたいです。
 そんなふうに、みなさんの日常に寄り添える音楽を創り届けることが私の活動の柱になっています。だからかもしれませんが、私のラブソングは日常的なことを描いたリアルな歌詞を好きだと言ってくださる人も多いんです。たとえば、ケンカして自分で飛び出しておきながら、なんで追いかけて来ないのと怒ったりしたことを歌詞にしたこともあります(笑)。恋愛するとわけのわからない自分と出会って、その自分にドン引きすることもありますよね。ラブソングも日常に寄り添うものの1つとして歌い続けていきたいですし、自分の世界観をお伝えできるような、もっと広い意味で生きるために大切なことや必要なメッセージも歌っていきたいです」

2月3日のmint hall(横浜)を皮切りに、3月25日のBIGCAT(大阪)まで、「有華メジャーデビューワンマンツアー 2023」が開催される。SNSでの繋がりとは別に、直接歌声や想いを届けられるライブを大切にしてきた彼女の魅力がさらに伝わる機会になりそうだ。

「ステイホームの時期が開けて、割と早い段階でライブを再開したときは、以前のようにはみんなが会場に足を運べない状況なんだということを目の当たりにしました。会場によっては10名にも満たないときもあり、正直くじけそうになりましたが、その一方でこうして来てくださる人がいる。目の前のみんながいたから、今も続けられていると思うし、もっともっといい歌を届けなきゃという気持ちが強くなりました。
2月からのツアーは、久しぶりに全国各地を回れるので、これまで応援してくださった方に直接感謝を伝えられたらいいなと思っています。それと同時に、『最近の私はこうなんだよ』という現状報告を、歌声を通して受け取ってもらえるようにしたいです。みんなも私も笑顔になれるライブ空間を創っていきたいと思うので、友達に会いに行くような感覚でライブに来てもらえたら嬉しいです」

取材・文=橘川有子




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