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メタルギアソリッド作戦。本物の兵士がダンボールを使って、軍用AIロボットの目を欺くことに成功

カラパイア


 過酷な戦場を生き抜くには、”ダンボール箱”が必須アイテムなのは常識だ。嘘じゃない。それは『メタルギアソリッド』シリーズのスネークの活躍を見れば一目瞭然だ。

 これはゲーム内だけでなく実践でも有効だ。実在する本物の兵士がダンボール箱を使って、軍用AIロボットの目を欺くことに成功しているのだ。

AIロボットに気づかれずに近寄れるか?

 このエピソードは、エコノミスト誌の軍事担当者シャシャンク・ジョシ氏がTwitterで紹介した、『Four Battlegrounds』(Paul Scharre著)という軍用人工知能に関する書籍で述べられているものだ。

 それによると、米軍はAIロボットの検出アルゴリズム開発の一環として、海兵隊にロボットの周りをウロウロさせるという実験を行っていたのだという。

 ところがあるとき、ちょっとしたゲームをしようという話が持ち上がった。ルールは簡単、ロボットに気づかれずにそばまで接近できた者の勝ち。いわばAIロボットが鬼役の”だるまさんが転んだ”のようなものだ。

 はたして海兵隊たちは、AIで武装したロボットの目を欺いて、見事近づくことができるのだろうか?

あの手この手でAIロボットを欺く。ダンボール作戦も成功

 人間のようにチャットし、さまざまな画像を瞬時に生成し、将棋やチェスで人間を圧倒するAIだ。

 気づかれずに接近するなど至難の業に思えるが、参加した8人の海兵隊員は全員ミッションをクリアできたそうだ。

 ある者は車椅子に乗り、ロボットの検出アルゴリズムを撹乱した。またある者は木のふりをして、ロボットを欺いた。そして、もちろんメタルギアソリッドよろしく、ダンボール箱をかぶってミッションをクリアした者もいた。

 その海兵隊員は2人でダンボール箱をシェアし、それをかぶってAIロボットに接近した。

 本の中でフィルなる人物が、「奴らがクスクス笑っているのがずっと聞こえていたよ」と語っている。

AIロボットの盲点

 ロボットに搭載されているAIは、歩いたり、走ったりする人間を検出するよう学習を積んでいる。ところが、宙返りしたり、だんボール箱に隠れたりする人間を検出することなど教わっていない。

 だから、こうした子供騙しのような作戦でも、ころっと騙されてしまうという。

 確かにAIは賢い。だが普通の人間なら難なくできることが、まるでできないこともある。これは過去のデータやアルゴリズムに依存するAIの大きな問題点を浮き彫りにしているのだそうだ。

 兵士がちょっとコミカルな動きをしてみたり、ダンボールを駆使してAIロボットを打ち負かしたり、なんだか本当にメタルギアソリッドのワンシーンのようだ。

 小島秀夫監督はまさかこんな未来を予見していたのだろうか?

References:Real Soldiers Use Metal Gear Solid Tactic To Defeat Robot / written by hiroching / edited by / parumo

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