キャスト・スタッフのコメントは以下。
橋本環奈【倉沢比呂子役】
今まで芯の強い女の子という役柄は演じたことがありましたが、今回演じた比呂子はすごくサバサバした切り替えの早い性格でしかもお仕事ができる大人の女性という役で初めての試みだったので台本を読んだ時から演じるのを楽しみに思っていました。
服装もすごく新鮮で、今までの役とは少しイメージが異なり基本パンツスタイルでジャケットを着て腕まくりをして、ブーツを履いていてといういでたちは演じていて私自身すごく新鮮でした。
重岡大毅(ジャニーズWEST)【伊原直人役】
ホラー映画の出演は初めてなので、『これはどうやって撮るんだろう』と台本を読んで考えたりしましたが、想像を遥かに超えてくると思います。
そしてホラーの撮影は、カメラが回り出す時点で気持ちを作っていないといけないので、酸欠になりそうだと感じたこともあるほど。
本当にパワーが必要なんだなと思いました。映画自体とても久しぶりで、また機会があればと思っていたので、それが叶うことになり嬉しかったです。
もうすぐ30歳なのですが、20代最後にこの作品を撮れてよかったです。(昨年夏撮影時点)
中田秀夫監督
(W主演の2人に関して)
橋本さんは、役の本質を掴む芝居勘の鋭さと持ち前の明朗さで、現場の雰囲気を明るくかつプロフェッショナルに保ってくださいました。おかげで、スタッフ・キャスト一同気持ち良く撮影を進められました。
重岡さんは、息子役の子との長時間に渡るリハーサルをたいへん真摯に行なってくださり、おかげで彼の家の場面からのクランクインも大変スムーズでした。私が「ホラーは後でいっぱい音がつくから」と「大きな表現」を求めたのにも十全に応えてくださり、大満足でした。
原作者:清水カルマ
まず、映画化に関わってくださっている皆さんにお礼申し上げます。
自分が書いた小説が映画になるというのは、ずっと夢見ていたことでした。
もともと高校、大学時代には自主映画を制作したりして、ほんの少しは映画監督を夢見たことがありました。ただ、大勢で作品を作ることの大変さを味わい(といっても十人程度でしたが)、自分ひとりでやれる小説を志すようになりました。
それでもずっと映画に対する憧れがあったので、『禁じられた遊び』の映画化が正式に決まったときは、自分自身が中田組の一員になれたようなうれしさがありました。実際に撮影現場も見学させていただきましたが、中田秀夫監督はじめ、スタッフやキャストの方たちとお目にかかったときは、現実感がなくてふわふわした気分でした。
今は中田秀夫監督が私の小説をどういうふうに料理してくださったのか、その本編を観るのが楽しみでたまりません。
広告の後にも続きます
Story
「トカゲはね、尻尾が切れても、また生えてくるんだ」
「本当? じゃあ、この尻尾からまたトカゲが生えてくるの?」
「ああ。土に埋めて、おまじないするとまた生えてくるんだよ」
父が息子に話した他愛ない冗談が、幸せな日々を一変させる──。
映像ディレクターの倉沢比呂子は、同僚だった伊原直人の家で、庭の盛り土に向けて不可解なおまじないを唱え続ける直人の息子・春翔を目撃する。謎の呪文、トカゲの尻尾、指、白い影、蠢く盛り土、封印された家……。やがて比呂子の周辺で異常な現象が起き始める。それは、子どもの純粋な願いによって解き放たれた災いだった。
この庭には、何かがいる。襲い来る最凶の禁忌から比呂子と直人は逃れられるか?
「禁じられた遊び」
原作:清水カルマ『禁じられた遊び』(ディスカヴァー文庫)
出演:橋本環奈、重岡大毅(ジャニーズWEST)
監督:中田秀夫
企画・プロデュース:平野隆
プロデューサー:小杉宝、岡田有正、大脇拓郎、田口雄介 脚本:杉原憲明
©2023映画『禁じられた遊び』製作委員会
公式HP:https://kinjirareta-asobi.jp/
公式Twitter:@kinjirareta_asb