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50代「子どもと気まずい…」多くの人が抱える悩み、解決策は「失敗した!」と思った際“とるべき行動”

幻冬舎ゴールドオンライン

脳の老化は「前頭葉」から始まり、前頭葉が老化すると、脳全体が老化する、とルネクリニック東京院院長和田秀樹氏は言います。それでは、どのようにすれば、私たちの前頭葉は衰えないままでいられるのでしょうか。本連載は、和田秀樹氏の著書『50歳からの「脳のトリセツ」 定年後が楽しくなる! 老いない習慣』(PHP研究所)から一部抜粋し、お届けします。

家族とも友人とも、あの手この手で実験を

生活実感と言えば、皆さんのプライベートは心地のよいものでしょうか。

夫は妻と、妻は夫と、「何となく気持ちが通い合わない」と感じていたり、思春期の子どもとの関係がぎくしゃくしたりと、悩みを抱えている方もいるのではないかと思います。

そんなとき、始めるべきはやはり実験です。

子どもとの関係がよくないなら、「こうしたらよくなるかもしれない」と思うことを、一つずつ試してみましょう。

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声をかけて話を聞いてみる、何でもいいから褒めてみる、おいしいものを食べに行く、子どもが欲しがっているものを買うなど、いろいろ試すうちに、どれかで突破口が開けるかもしれません。

「突然そんなことをしたら、変に思われないか?」と心配でしょうか。そう、変に思われる可能性はあります。しかしそれでいいのです。

「こう思われるかもしれない」と思って働きかけをやめてしまえば、関係性は変わらないし、子どもが何を考えているかもわからないままです。

家族に限らず、友人知人とのコミュニケーションも同じです。すべて実験だと思えば、やってみようと思えるでしょう。もし実験が失敗して相手が機嫌を損ねたら、そのときは謝ればいいのです。

ただし、失敗したときのフォローもきちんと用意しておきましょう。相手の欠点を指摘したり、相手を知りたいがゆえに相手が触れてほしくない質問をしたり、相手にとって荷の重い頼み事をしたり、といった実験は、相手が機嫌を損ねる可能性が高くなります。

「あなたを思うがゆえのことだ」というようにきちんと説明する、自分のほうも自己開示する、自分も相手に役立つ何かをするなど、誠実に対応しましょう。

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