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人間の感情を読み取り、チームの共感や連携を高めるAI卓球ロボット

カラパイア


 息の合ったチームプレイの練習に欠かせないもの。それはプレイヤー一人ひとりに気を配り、チーム仲を円滑にさせるようなコーチの指導だ。

 日本の電気機器メーカーオムロンの第七世代「フォルフェウス」はそんな人間らしい役までこなすおそろしく有能なAIコーチロボット。

 卓球専用のこのロボはただ球を上手に打ち返すのではなく、プレイヤー個々の能力や感情まで推量し、ダブルスの共感レベルが上がるような球を返すのだ。

 世界に先駆け誕生し「最初の卓球コーチロボット」のギネス記録まで樹立したフォルフェウスのすさまじい能力にせまってみよう。



7th Generation FORPHEUS

ディープラーニングで効率が良い練習相手になるAI卓球ロボット「フォルフェウス」

 AI卓球ロボット「フォルフェウス」のカメラが見るのは卓球台だけじゃない。

 人間と同じように台の向こうのプレイヤーも観察してその感情を推測する。それを手がかりにAIが次の手を決めるのだ。

 ディープラーニングを導入したフォルフェウスは、あらかじめ組み込まれている学習プランを軸に、技を磨きたいプレイヤーとラリーをしながら相手の卓球スキルを短時間で判断。

 そのスキルを上げるのに最適な球を返すため、効率が良い練習相手になる。

パフォーマンス向上のためプレイヤーの共感度と連携度を推し量る技術

 そしてダブルスでは、対戦中のプレイヤー2人の表情や動きなどから感情を推し量る。

 そこからさらにプレイヤー同士の共感度や連携度を推し量り、そのレベルを上げるのに最適な球を打ち返すため、パフォーマンス向上につながるのだ。

 この驚異的なコーチ能力を支えているのが、フォルフェウスが搭載する6つのカメラとセンシング技術、そしてAIだ。

 各カメラが表情や心拍数、動きなどを一気にとらえ、その情報を計測し数値化。

 その数値からAIが最適な返球を計算して返球するため、従来のロボットでは成しえなかったきめ細やかなコーチングが可能になった。

誕生から3年で「最初の卓球コーチロボットとして」ギネスを樹立

 フォルフェウスが誕生したのは2013年。初代はカメラとセンサーとソフトウエアを頼りに人間に卓球を教えるロボットだっただったそうだ。

 そんなユニークな発想から3年後の2016年には「最初の卓球コーチロボット/First robot table tennis tutor」としてギネス認定された。

 ギネスに認定されたオムロンの最新技術「FORPHEUS(フォルフェウス)」

Table tennis playing robot breaks world record – Guinness World Records Japan

AIを搭載し進化を重ねた第7世代フォルフェウス

 その後AIを搭載し、進化を重ねた最新機種の第7世代フォルフェウスは、ダブルスのコーチを務めるほど有能に。

 AIも使いようというか、人の能力を超えるロボットはこの先いくつも登場するだろう。

 だが、機械でありながら、チームプレイをするプレイヤー個々の感情などを推しはかって数値化し、共感や連携を高めるロボットなんてとても斬新だ。

 コロナ下で個のつながりが希薄になったといわれる人間社会に寄り添うように、着々と進化を続けるフォルフェウスのこれからが楽しみだ。

References:designtaxi / hypebeastなど /written by D/ edited by parumo

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