「収録中に気になることがあっても、その場では言わない。終わってからまとめて演出の方に伝えるようにしています。フロアディレクターの声をもう少し小さくしてほしいとか、あそこの段取りがよくなかったので次回はちゃんとしましょうとか。
声を荒らげることはないですが、良くないものは良くない、できないことはできないとはっきり言います。本番で和やかにやることと、ダメなものを曖昧にすることは違いますからね」
また、『AERA』(2016年4月25日号)では、「司会業が得意だとは思ってない。演じて笑いをとるのがいちばん好き」と語り、「司会者というキャラクターを演じているのかも」と自身を分析している。数々の人気キャラクターを自ら作り、演じてきただけに、根は「コント師」なのだ。
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2年連続の総合司会就任にあたり、内村はこんなコメントを出している。
《今年は何回早着替えをするのか楽しみです。そして、私を再び推薦して下さったNHKゼネラル・エグゼクティブ・プレミアム・マーベラス・ディレクターの三津谷寛治氏に感謝します》
三津谷寛治氏とは、NHKのコント番組『LIFE!』から生まれた内村のキャラだ。まさに「コント師」ならではコメントである。平成最後の紅白も、内村のおかげで成功間違いなしだろう。