
今月初め、米テキサス州ガルベストン郡のボリバル半島のクリスタルビーチで貝殻集めをしていた女性が、不可解な生物の死骸を発見した。
女性は、この鋭い歯を持つ生物の正体が気になり、Facebookに写真を投稿し、情報提供を呼びかけた。
もうこれだけで、正体が分かってしまった生物処理班のお友達はいるかな?
海岸に鋭い歯を持った長い体の生物が打ち上げられていた
スザンヌ・チョート・アルセノーさんがクリスタルビーチの浜辺で貝殻集めをしていたとき、不気味な物体を目撃した。早速Facebookに投稿し、その正体が何であるのか、情報提供を呼びかけた。
「地獄の底にいるような魚だ」、「サンドワームだ、間違いない」、「私がこれまでに見た中で一番の地獄系だわ」、「それはエイリアンだ!近づくと連れ去られるぞ!」などと冗談があがったものの、のちにその正体が明らかとなる。

ウナギの一種であることが判明
既にFacebookユーザーの何人かは、ウナギの一種では?とコメントしていたが、どうやらそれは正しかったようだ。テキサス州公園野生生物局の沿岸漁業科学ディレクターのマーク・フィッシャー氏によると、この生物はスナッパー・イールと呼ばれる「Stippled spoon-nose eel((Echiophis punctifer)」である可能性が高いという。
西部および東部大西洋で見られる海産の熱帯ウナギで、 水深 40 ~ 100 メートル の範囲に生息し、泥や砂の中に巣穴を形成する。
オスは最大全長180 センチメート に達することもあるが、一般的には100 センチメートル くらいだという。
スナッパー・イールはテキサス州にある大きな入り江、ガルベストン湾である程度見られるものだが、通常は埋まっているため、ほとんどの人が目にすることはないそうだ。
ということで未解決謎生物案件は、ウナギということで一件落着かな。
References:‘Hell naw fish’: Creature ‘straight outta the depths of hell’ found on Crystal Beach / written by parumo