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2位はまな板、3位はゴミ箱の蓋。調理中の台所で最も細菌汚染されているもの1位は?

カラパイア


 家の中で、カビや細菌の繁殖率が高い場所と言えば、台所が上げられる。食材を扱ったり、濡れたりするため、細菌のお気に入りの住処となるからだ。

 日本は他国のよりも衛生観念が高く、調理時の注意事項も心得ており、今回の研究結果は「知ってた」という人も多いかもしれない。

 米国農務省が委託した研究で、「調理中の台所で最も細菌に汚染されるもの」が発表された。2位はまな板、3位はゴミ箱の蓋だったのだが、1位が予想ついた人いるかな?ヒントは料理をしているときに使うものだよ。


調理中の台所で一番細菌に汚染されやすいものを調査

 米国農務省の食品安全検査サービス (FSIS) が委託した研究で、調理中の台所で、細菌汚染に関する調査結果が『Journal of Food Protection』誌 に掲載された。

 研究者は下準備として、人体には無害なウイルスで、細菌に感染し、細菌の細胞中で増殖する「バクテリオファージ(ファージ)」を使用し、それを生の七面鳥のパティに挿入した。

 そして371人の被験者に、パティと包装してあるレタスを使って、七面鳥のハンバーガーを作るように指示した。

 調理をする時は、食品以外にも、包丁やまな板、調味料、冷蔵庫やコンロなど、台所にある、あらゆるものを使用できる。

 調理が終了した後、台所の中で一番細菌汚染されているものが何かを調べた。

photo by iStock

1位はスパイスの容器だった

 七面鳥のパティを扱ってから、他の台所用品を触ったため、それらの相互汚染の陽性率が 20% 以下確認された。

 つまり、調理器具や調理台などの表面の 20% 以下で細菌が見つかったことを意味する。

 しかし、スパイスの容器については陽性率が48% に跳ね上がり、最高濃度の細菌が検出されたという。

 うっかり素手で触ってしまい、ついそのままにしてしまうスパイスの容器こそが細菌の巣窟だったということだ。

 ちなみに、まな板は2位、ゴミ箱の蓋は3位だったそうだ。

pixabay

調理中の相互汚染には特に注意が必要

 米ニュージャージー州のラトガース環境生物科学大学院食品科学科の教授で、この研究主導者および論文著者のドナルド・シャフナー氏は、このように話している。
まな板、ゴミ箱の蓋、冷蔵庫の取っ手など、わかりやすい場所に加えて、キッチンを清潔で衛生的に管理しようとする時には、注意を払うべきことがあります。

私たちの調査によると、生肉を準備する時に触れるスパイス容器は、最も細菌汚染されやすいのです。

食事の準備中や準備の後にそれを強く意識する必要があるでしょう。
 参加者たちは怠っていたようだが、生肉、生魚、およびその他の細菌を保有する可能性がある食品を扱った後は、手を洗う必要があり、汚染された手が触れる表面はすべて消毒する必要がある。

 アメリカ人にとって、スパイスの容器は盲点だったのかもしれない。

photo by Unsplash

FDAの推奨する食品取扱い

 ちなみに、FDA(アメリカ食品医薬品局)は食品取扱いについて、次のような4段落を推奨している。
・手と表面をきれいにする
・生の食品を他の食品から分離する
・適切な温度で調理する
・調理後 2 時間以内に冷蔵する
 これに加えて、「生の食品を触った手でスパイスの容器を触らない」もしくは「触れてしまった場合には消毒する」必要がありそうだ。

 去年12月に、海外の研究チームによって、ファージを利用した強力除菌スプレーが開発されたので、これが実用化されたら、台所の衛生環境は向上するようになるかもしれない。

 まあ日本の場合、洗剤でもなんでも「除菌」の文字が入っていて、衛生観念においては進んでいるから、スパイスを食材触った手で使って、そのまま放置とかいう人は少なそうだけれど…といいながら、じっと手を見る私がここにいるよ。

References:Science Has Figured Out the Most Germ-Ridden Spot in Your Kitchen, and It’s Going to Gross You Out/ written by Scarlet / edited by parumo

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