
本作は地元こそ最高と信じてやまない頭のネジがとんだ女の子たちが、様々な犯罪行為の傍ら、愉快な仲間たちと楽しく暮らす日常系漫画です。
今回は『地元最高!』のあらすじや魅力を、ネタバレを交えご紹介していきます。
『地元最高!』の簡単なあらすじ・キャラクター紹介
舞台はとあるスラム街。
主人公の紗音琉(しゃねる)は友人のちひろと共にシャブを売るおにぎり屋で働いたり、よそで盗んだ片方だけの靴を売りさばいたりし、明るく楽しく暮らしていました。
紗音琉の母親は外泊が多く、まだ幼い妹・可子(ここ)を代わりに養わなければいけません。そこで紗音琉は反社の姉貴分・紅麗亞(くれあ)を頼り、仕事を紹介してもらいました。
紅麗亞が斡旋してくれた仕事は大麻、もとい希少種のアサガオの栽培。
仕事場にはアル中シャブ中のこはるがおり、初対面の挨拶からして頭が高いとメンチを切り、たびたび流血沙汰のパワハラ指導を行います。可子を人質にとられた紗音琉は嫌とも言えず、なし崩しに泥沼に沈んでいくのでした。
貧困と暴力の連鎖!きららの極北のアンチ日常系漫画
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『地元最高!』はTwitter発の漫画。毎週土曜の夜に更新され、そのたびトレンドを埋め尽くすほどの人気を博しています。
『地元最高!』第1巻 本日発売https://t.co/lRBuE05a21 pic.twitter.com/v9GLvnY8hk
— 地元最高! (@JimotoSaiko) August 29, 2022
各業界の注目度も高く、裏社会ライターの丸山ゴンザレスが単行本一巻発売を記念し、YouTubeチャンネル『裏社会ジャーニー』内にて担当編集者の草下シンヤ氏と対談しました。
『地元最高!』の単行本が7月28日に発売されます。私は編集と裏社会情報監修を担当しました。単行本化にあたって20P以上の描き下ろしページがあります。
— 草下シンヤ/作家&編集者 (@kusakashinya) June 4, 2022
クライマックスのしづかちゃん編は来週更新がありますので、そちらも楽しみにしていてください!😊 https://t.co/jbGnfRkNgx
『地元最高!』の舞台は明言されてません。日本のどこにでもある、県庁所在地じゃない荒廃した町をイメージしているそうです。
作者のusagiは本作を描くにあたり、地方の貧困女子を主人公に据えました。DQNネーム改めキラキラネームの主人公、紗音琉からして壮絶な半生を歩んでいます。
最終学歴は小学校中退、漢字もまともに読めません。住んでいるのはゴミ部屋と化した集合住宅の一室。
炊飯器の中のご飯は真っ黒にかび、パンの賞味期限は当たり前に切れています。
2023年1月19日