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地味な防災訓練が、サッカー元日本代表と一緒に学べる楽しいイベントに進化!

パラサポWEB

過去に行ったディフェンス・アクションの動画や画像を見せてもらったが、子どもも大人も時に笑顔で、時に悔しそうにと、さまざまな表情を見せていた。通常の防災訓練では決して見られない光景だ。

「以前、神奈川県のあるマンションのプロジェクトの中で、防災サークルをつくる動きがあり、マンションの住民の方々を対象に『ディフェンス・アクション』を実施しました。『防災サークルをつくりたい住民と、他の住民のみなさんをどう巻き込んでいけるかが大事なポイントですね』という話があがり、これまで防災に興味がない方にもお声がけさせていただきました。実施後は、防災は大事だ、防災に取り組もうという話になり、今ではマンションの防災訓練を住民の方々が自ら進んで企画をするなどの動きが生まれているようです」

災害時には、隣近所で助け合う共助が大事だと言われているが、都心では隣近所との交流がほとんどないのが現状だ。しかし、『ディフェンス・アクション』で楽しみながら防災や減災に触れることで、人々に繫がりが生まれ、共助の芽が芽生えているのだ。

「最近はリピーターじゃないですけど、来年もぜひと声をかけてくださる自治体なども増えています。僕としては1回きりで終わりではなく、その地域の方達と、5年、10年とかけてしっかりと防災に取り組み『このエリアやここの住む人たちは防災にちゃんと取り組んでいるよね』と全国に知れ渡るような地域をりたいと思っています」

防災訓練というと、笑ってはいけない、真剣に、真面目に、というのが当たり前だった。しかし、防災や減災をもっと身近なものにできるなら、笑顔や楽しさという要素があってもいいのかもしれない。休日に家族揃ってディフェンス・アクションに参加するのが楽しみ、そんな新しい時代の本当に役立つ防災訓練があってもいいのではないだろうか。

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text by Kaori Hamanaka(Parasapo Lab)
写真提供:HITOTOWA INC.

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