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腐った食べ物は危険なはずなのに…私たちが「納豆を食べられる」ワケ

幻冬舎ゴールドライフオンライン

重度のアルコール依存症に陥り、社会的破滅の崖っぷちまで追い詰められた著者。しかし、すべてを失う寸前で抜け出す糸口をつかみ、ついに依存症からの脱却に成功する。そんな著者による、アルコール依存症を克服するための方法とは! ※本記事は、阿部ケニー氏の書籍『アルコール依存症だった私』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。

【前回の記事を読む】30年飲酒を続けた筆者が語る「禁酒のための4つのステップ」

第二章

アルコール依存症を克服する為の四つのステップ

① 思考の変化を起こす

(二)知識を増やす

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すなわち、道具があれば素手よりも効率は良くなるように、知識があれば理解力は一層深まるということです。断酒は何故難しいのでしょうか。いえ、難しくはありません、足りないのは知識です。あなたに必要なのは知識なのです。

私の経験で例え話をします。

私は四国の愛媛県で育ちました。当時四国では一般的に納豆はあまり食べない物でした。もちろん給食にも出ませんでしたし、家庭でも納豆が食卓に並んだことはありません。

中学生の時、納豆の存在を知り母親に無理をいって買ってきてもらいました。私は三人兄弟の真ん中でした、兄弟三人で生まれて初めての納豆を口にしました。

三人ともひと口目を口に入れました。口いっぱいに広がる納豆のとんでもない悪臭に三人で顔を見合わせ、三人とも吐き出し、三人で一斉に洗面所に駆け込み、争って口をすすぎました、笑。

これは、私たち三人の中に「この匂いは、腐ったものの匂い」という知識しかなかった為です。生ゴミのゴミバケツの底に溜まった汚水と同じ匂いがしました。

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