陸上自衛隊 習志野駐屯地にて2023年1月8日(日)、「令和5年降下訓練始め」が開催されました。陸上自衛隊唯一の落下傘部隊である第一空挺団が1年間の降下訓練の安全を祈る恒例の行事で、一般公開での開催は3年ぶりでした。防衛協力を強化する目的でアメリカ軍に加え、イギリス陸軍とオーストラリア陸軍が初めて参加し、降下訓練を披露しました。
参加規模は、自衛隊が約1,000名、アメリカ軍が約70名、イギリス軍が約20名、オーストラリア軍が約10名。支援航空機は、陸上自衛隊からCH-47J輸送機、LR-2連絡偵察機、UH-1J多目的ヘリコプター、AH-1S対戦車ヘリコプター、航空自衛隊から第1輸送航空隊C-130H輸送機(小松基地)、第2輸送航空隊C-2輸送機(入間基地)、海上自衛隊から下総教育航空群P-3C哨戒機、アメリカ空軍からC-130J輸送機、アメリカ海軍からMH-60が参加しました。
展示訓練は、4か国の指揮官らの空挺降下からスタート。続いて、高度1,600mから日米英豪軍の自由降下を実施。その後、浜田防衛大臣が、演習場にCH-47Jで到着しました。
来場者を前に、島しょ防衛を想定した地上訓練展示が行われます。空挺作戦では、LR-2による航空偵察、高度1,600mから先遣部隊の自由降下、総合火力、ヘリ火力、近接戦闘、日米機による第一空挺団の降下が披露されました。
次に、ヘリコプターによる部隊や装備、物資を空中空輸するヘリボーン作戦が繰り広げられました。陸自のCH-47J、UH-1J、アメリカ海軍のMH-60が展開。
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最後に、米・英軍の来援として、空挺降下が披露されました。大空に花が咲いたような壮大な様子が会場を沸かせました。
無風で快晴の中、一般来場者約9,500人、関係者800人の前で降下訓練が披露されました。