2022年は新型コロナウイルス感染症の影響も少し落ち着き、コロナ禍前とはいかないまでも、旅行マインドが復活した年でした。FlyTeam(フライチーム)には、この1年間に搭乗した1,100件を超えるレポートが届いています。その中から、飛行機でしか見られない風景をいくつかご紹介します。写真を見ながらこの1年間を振り返ってみましょう。
ロシア迂回で見えた風景(機窓)
海外ではコロナ前の日常に戻りつつあった2022年2月。ロシア軍がウクライナに侵攻しました。この影響で、ロシア上空は飛行できず、日本からヨーロッパ方面へは迂回するルートに変更されました。飛行時間が長くなったなどデメリットが多い一方、このルートだから見えた風景もありました。
2022年3月搭乗 羽田(東京) → ヒースロー(ロンドン)
こんな景色初めて見た。 すごく美しかった。【パディントンさんの搭乗レビュー】「初めての国際線。JALでロンドンへ」
2022年3月搭乗 成田(東京) → チューリッヒ
南回りのフライト、到着時には美しいアルプスの絶景が楽しめました。
コロナ禍が始まって丸2年、ついに国際線に乗る機会が巡ってきたはずが、今度はロシアの始めた戦争に揺れ動くユーラシアの空。ロシア空域迂回をしながらも、日本線を飛ばし続けるSWISSの取り組みは実に頼もしいものです。【Frankspotterさんの搭乗レビュー】「SWISSチューリッヒ線ビジネス」
2022年3月搭乗 チューリッヒ → 成田(東京)
黄昏時、南回り航路はアルプス上空を飛行。美しい夕暮れが楽しめました。【Frankspotterさんの搭乗レビュー】「SWISS成田線ビジネス」
2022年10月搭乗 羽田(東京) → ミュンヘン
グリーンランドの雪の大地をしばし眺め、やがて海岸に近づくと、絶景が見えてきました。 絶景を前に喜んではおりますが、とはいえ何故この景色を拝むことができたのかを考えると、素直に喜ぶことはできませんね…次回欧州を訪れる頃までには拝むことができなくなっていることを願うばかりです。【Lacnorさんの搭乗レビュー】「第一次ミュンヘン撮影旅行」
2022年5月搭乗 羽田(東京) → ヒースロー(ロンドン)
こちらはグリーンランド上空。一面雪と氷の世界
搭乗時の2022年5月はウクライナ情勢の影響により直前まで欧州線は軒並みキャンセル、JALはロンドン線のみの運航が長く続いていました。また制裁影響によりロシア上空を通過できないため、経験したことのない北回りルート。【NIKEさんの搭乗レビュー】「今だけの北回り欧州線 13時間半のロングフライト B773ER」
久しぶりの海外旅行で見えた風景(機窓)
2022年10月、厳しかった日本をはじめとする東アジア各国で水際対策が改善され、入国制限が大幅に緩和されました。これにより、3年ぶりに海外旅行を楽しまれた方も多かったです。そんなしみじみと眺める異国の風景。
2022年8月 中部(名古屋) → デトロイト
到着前の機内から
北米出張が突如決まり、バタバタした準備ではありましたがチケットを確保していってきました。 夏休みのためかコロナ禍ではあるもののビジネスは概ね満席、エコノミーもすでに満席でした。【奈良ン児さんの搭乗レビュー】「初の北米路線!初のビジネスクラス旅! NGO→DTW」
2022年8月搭乗 羽田(東京) → JFK(ニューヨーク)
JFKには2年半ぶりの着陸になります。
3年ぶりの太平洋横断。このところソウルや香港経由が多かったので、調べたら日本から直接飛ぶのは実に8年ぶりだった。【planetさんの搭乗レビュー】「2か月前と同じメニューに気がつかず 同じものを頼んでしまった件」
2022年5月搭乗 成田(東京) → サンディエゴ
サンディエゴの町並みです、まもなく着陸。
先月に引き続きコロナ禍以降、2度めの訪米です。 今回はサンディエゴです(帰りはロサンゼルスから)。 サンディエゴ便は成田発しかないので、2年ぶりに成田にきました(先月は羽田からのシカゴ便)。【ひろぴょんさんの搭乗レビュー】「2年ぶりのサンディエゴ!」
2022年1月搭乗 ロサンゼルス → ホノルル
オアフ島西海岸。【gratiii738さんの搭乗レビュー】「ファーストクラスでハワイへ」
2022年7月搭乗 羽田(東京) → JFK(ニューヨーク)
ファイアー・アイランド国立海浜公園を見ながら。【ひことらさんの搭乗レビュー】「JAL最長距離のファーストクラスはやっぱり、最高!」
日本を再発見する風景(機窓)
何度も感染の波が襲い、近場の移動や旅行が多かったコロナ禍。2022年は、飛行機に乗って遠出したり、久しぶりの故郷に戻ったり、見慣れた景色でも感慨深く眺めることになったのではないでしょうか。そんな日本の風景です。
2022年10月搭乗 羽田(東京) → 徳島
三河湾上空、知多半島やセントレアが見えました。【STAR TEAMさんの搭乗レビュー】「CF6エンジンサウンドを聞き徳島へ。」
2022年11月搭乗 羽田(東京) → 伊丹(大阪)
どうかこのまま14で!という願いが叶い、初めての14ランディングを堪能しました。大阪城のほぼ真上を飛びます【ユカポさんの搭乗レビュー】「初めての14ランディング」
2022年10月搭乗 奄美 → 鹿児島
桜島。
半年ぶりに、名古屋での用事に利用。乗り継ぎ運賃の為割安。奄美小の修学旅行と一緒、子供達が優先搭乗。機内では「修学旅行を楽しんで下さい。」とのアナウンスあり。天気もおおむね良く順調な飛行。【CL&CLさんの搭乗レビュー】「半年ぶり、鹿児島乗り継ぎで中部へ(奄美→鹿児島)」
2022年5月 搭乗 小松 → 羽田(東京)
視程がいいので東京タワーからスカイツリーまで眺めることができました。
羽田への新ルートでの着陸がなかなか叶わなかったが、やっと条件の合う日が巡ってきた。 いよいよ都心遊覧飛行の始まりだ。 まずは池袋。目立つのはやはりサンシャイン60。そしてすぐに新宿へ。新宿駅の真上を飛んでいくので残念ながら西口の高層ビル群は見られず。今回これだけが惜しいところだった。 休む間もなく眼下には神宮外苑。新しくなった国立競技場を初めて見ることになった。青山、六本木、麻布、芝浦と青春の思い出がいろいろある場所を通過してC滑走路へ着陸。久しぶりに風景を堪能できるフライトになった。【planetさんの搭乗レビュー】「やっと巡り会えた羽田都心新ルート」
2022年8月 搭乗 石垣 → 関西(大阪)
那覇空港
夏の晴天で石垣島空港を離陸してから、関空に着陸するまで終始 揺れも少なく快適なフライトでした。 そして何より天気が良く、雲も少なかったので沖縄から鹿児島の島々や空港が良く見えました。【MRJさんの搭乗レビュー】「石垣島から種子島までたくさんの島や空港が見えました」
2022年11月 羽田(東京) → 那覇
視程がそこそこ良かったので、富士山がよく見えました。 この景色を見るために右の窓側席を指定するようなものです。【flytaka78さんの搭乗レビュー】「CAさんとのコミュニケーション充実で、過去最高の国内線フライト。やっぱりANAさんが最高☆」
2022年11月 搭乗 羽田(東京) → 高松
うっすらと雪化粧を纏った美しい姿の富士山。【熱川楓さんの搭乗レビュー】「富士山が綺麗に見られた快晴のフライト」
2023年はどんな景色に出会えるでしょうか。どうか世界が平和で、ブラボーな風景をたくさん見られますように。