コロナ禍で逆風だった航空業界ですが、2022年の国内線は回復傾向がはっきりとし、国際線もようやく明かりが見えてきました。そんな中、みんなを明るく・楽しませてくれる特別塗装機が、数多く登場した1年でした。2022年に日本の空に登場した主な特別塗装機を紹介します。
■JAL×ユニバーサル・スタジオ・ジャパン ジェット
2022年1月に、日本航空(JAL)とユニバーサル・スタジオ・ジャパンがコラボした特別塗装機が登場しました。新型コロナ「第6波」が押し寄せる中、「日本を【超元気】にしたい!」というメッセージ「NO LIMIT!」で、マリオやミニオンズが描かれました。描かれた機体は、ジェイエアE190型機「機体記号:JA252J」です。
■ANA 鬼滅の刃 じぇっと
全日空(ANA)から大人気アニメ「鬼滅の刃」とコラボした塗装機が、2022年に計3機登場しました。
鬼滅の刃 じぇっと -壱-
「鬼滅の刃 じぇっと」1号機は、ボーイング767-300ER型機「JA616A」で1月末に登場しました。機体には、キャラクターの竈門炭治郎、竈門禰豆子、我妻善逸、嘴平伊之助が描かれています。
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鬼滅の刃 じぇっと -弐-
2号機は、ボーイング767-300ER型機「JA608A」で3月に登場しました。デザインは胴体の左右が異なり、「鬼滅の刃」に登場する鬼殺隊で最も位の高い9人の剣士である「柱」が描かれています。
鬼滅の刃 じぇっと ‐参‐
1号機、2号機はデカール塗装でしたが、3号機は、真っ白な機体に、塗装でのデザインが施されています。ボーイング777-200ER型機「JA745A」で10月に登場しました。■JAL ワンワールド
JALが加盟する航空連合「ワンワールド」の共通塗装機です。コロナ禍以前には、6機あった塗装機は、コロナの影響により早期に退役させる機体が多数出たために、2021年8月末に2機まで減少。2021年11月に北海道エアシステム(HAC)に1機加わり、2022年当初は、3機でした。そこに、エアバスA350型機「JA15XJ」が2月、ボーイング7879-型機「JA861J」が3月に登場しました。
現在、JALグループ全体で5機の「ワンワールド」塗装機が運航しています。
■JAL 金の鶴丸
「金の鶴丸」は、尾翼の鶴丸が通常の「赤」ではなく、「金」で塗装されたボーイング787-8型機「JA835J」です。冬の北京2022オリンピック・パラリンピックの日本選手団を応援するメッセージが込められていました。2022年2月17日に登場し、2022年4月2日までの短期間の運航でした。