top_line

【スマートフォンアプリ(Android/iOS)配信終了のお知らせ】

フジジュンのライブ終わったら、ど~する? #11 「自分の未来のため、みんなの未来のため。足を止めるな、次へ行こう」

DI:GA ONLINE

フジジュンのライブ終わったら、ど~する? #11 「自分の未来のため、みんなの未来のため。足を止めるな、次へ行こう」

G-FREAK FACTORY “Dandy Lion” TOUR 2022~FINAL~
12月4日(日) 高崎芸術劇場

仕事とプライベートを合わせて、年間約120本のライブを見ているフジジュン(おもしろライター)。基本、ぼっち参戦の筆者がライブ終わり、余韻を残したままにどんな過ごし方をしているか? を報告する連載。「このライブハウス行くなら、帰りはここがオススメ!」など、みなさんのおすすめの過ごし方も募集します! 今日ライブ終わったら、ど~する?

「日本のアフリカ、群馬を25年間ずっと守ってきました。何を隠そうビジュアル系バンド、G-FREAK FACTORYです。今日もカッコ良くてすみません!」

G-FREAK FACTORYワンマンライブ序盤、茂木洋晃(Vo)が地元・群馬への愛といつもの挨拶を告げると、多数の地元民を含むファンから大きな拍手が起きる。12月3日(土)群馬・高崎芸術劇場にて、G-FREAK FACTORY主催による音楽フェス『山人音楽祭 2022』が開催。翌4日(日)には同会場にて、『G-FREAK FACTORY ワンマンライブ』が開催された。

以前はグリーンドーム前橋にて開催されていた『山人音楽祭』だったが、コロナの影響もあって、会場を移しての2度目の開催。規模縮小と言ってしまうと寂しいが、少数精鋭とも言える間違いのないラインナップはG-FREAK主催だからこそ。岩崎有季、どんぐりず、FOMAREといった群馬出身のアーティストと、10-FEET、BRAHMAN、THA BLUE HERBといった心強い盟友たちを迎えて開催された『山人音楽祭』は大成功のうちに幕を閉じ、翌日のG-FREAKワンマンへとバトンを繋いだ。

山人音楽祭 2022開演前の様子(取材のため筆者撮影)

広告の後にも続きます

僕も2023年に地元・長野でのフェス開催を企画していて、長野で色々と活動してるのでよく分かるが。正直言って、ローカルの音楽現場は現在も厳しいばかり。だんだんとコロナ前の日常に戻ってきた東京と異なり、それぞれが色んな事情を抱えてて、ライブハウスやフェスへの客足がいまだに遠のいているのがリアル。でも、だからといって諦めることなく、G-FREAKのようなローカルバンドや地方のライブハウスは闘い続けている。魅力ある企画を打って、感染予防を徹底して。再び、音楽現場にお客さんに足を運んでもらえるように、必死で努力しているのを僕もよく知っている。

だからこそ、愛する地元・群馬を必死に守り続けるG-FREAKに共感し、共闘してくれた群馬出身のバンドや盟友たちと共に作り上げて、地元民を中心とした大勢の観客を集めた『山人音楽祭』が見れたのは本当に良かったし、すごく感動した。「俺たちは諦めない。これからの未来のために、自分たちのために、仲間のために。怖いとか言ってる時間はもう過ぎた。次に行こう、掴みに行こう」という、茂木洋晃(Vo)の言葉に心底共感したし、奮起させられた。

そして、そんなG-FREAKの愛する群馬をもっと知った上で、ワンマンを見届けたいつうことで。『山人音楽祭』観覧後は東京に帰らず、新前橋に宿泊。群馬を満喫してから、G-FREAKワンマンに挑むことにした僕。夜は一人で上州牛を食って、ホテルのサウナでととのって。翌朝はゆっくりホテルをチェックアウトして、前橋駅方面にある目的地に向かって、市内散策をしながらウォーキング。ライブ後は、すぐに東京に帰らなきゃいけないので、今回は「ライブ終わったら、ど~する?」でなく、「ライブ行く前、ど~する?」つうことで。お目当ては、大好きな『秘密のケンミンSHOW』で最近紹介していた、「シャンゴ」の“ベスビオ”。

正確には前橋でなく、高崎の話だが。パスタが名物で、“パスタの街”として知られる高崎市。そのキッカケとなったのが、1968年に開店して、いまも人気店であり続けるイタリア料理店「シャンゴ」。シャンゴに集まった料理人がパスタ料理を習得して、高崎市内に多くのパスタ屋さんを出店したことから、高崎が“パスタの街”と呼ばれるようになったそう。地元民にはよく知られてるけど、他県ではあまり聞かない“ベスビオ”なるメニューを求めて、シャンゴへ。

シャンゴ前橋南店のベスビオ(筆者撮影)

日曜の昼時ということもあって、店の外まで行列が出来ていたシャンゴ前橋南店。「群馬の人、ホントにパスタ好きなんだ!」と驚きながら、待つこと20分。店内へと案内されて、迷わずベスビオを注文。昭和40年代、シャンゴの先代が大好きだった辛味噌ラーメンをヒントに開発。イタリアの火山からその名が付いたというベスビオ。イカやエビ、あさりやムール貝といった海鮮がたっぷり入ったピリ辛のトマトパスタは、めちゃくちゃ美味! 海鮮の旨味が贅沢で、初めて食べた気がしないポピュラリティもあって、「これ、なんで群馬でしか食べられないの!?」と思いながら美味しくいただく。

その後は近くのショッピングモール「けやきウォーク前橋」をぶらぶらしたり、喫茶店に入ってPC開いて仕事したり。前橋駅に向かう路地裏でブワ~ッと吹き付ける突風に「これが群馬名物・からっ風か!」と群馬らしさを体感したりして。程よい時間になったところで、両毛線で高崎に移動。高崎で気になってたのは、「絶メシ」。地域に根づいた、“失うには惜しく、絶やしてはならない絶品グルメ」=絶メシ”を紹介する、高崎のローカルグルメサイト『絶メシリスト』。このサイトを参考に古き旨きお店を尋ねて、上州名物・焼きまんじゅうを食べるというのが、次の目的。

  • 1
  • 2