都内のホテルでおこなわれたNHK大河ドラマ『西郷どん』の打ち上げ。出演者のスピーチは「時間の都合上、司会から手短にと言われていた」(前出の出席者)ため、基本的に言葉少なだった。その中でも出席者の感動を呼んだのが、こんな瑛太(35)の挨拶だった。
「今回の撮影は、初日から8時間押しました。これは大変な現場になると思いました。私は10年前、初めて『篤姫』に出演させていただきました。再度、大河ドラマ出演にあたり心構えができていたつもりでしたが、『大丈夫かな?』と思いました。その不安が消えたのは鈴木亮平さん(35)がいたから。亮平さんがいたから乗り切れました。亮平さんと出会えたこと自体が宝物でした」
会場中から温かい拍手が湧き、じっと聞いていた鈴木は壇上の瑛太と目を目を見交わし、涙ぐんでいたという。今回、2人は役柄のうえで“盟友”関係だった。
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「鈴木さん演じる西郷吉之助(のちに隆盛)と、瑛太の演じる大久保一蔵(のちに利通)は幼馴染であり、後年は共に維新に奔走する役どころ。2人の固い友情を描いた回ではネット上に《やっぱり吉之助の正妻は一蔵どん》《一蔵どんが本妻説、決定》など、2人の関係を“夫婦”に見立てた絶賛が殺到しました」(テレビ誌記者)
瑛太は、なぜそこまで鈴木に感服することになったのか――。
「そもそも鈴木さんと瑛太さんは同学年で、先輩後輩の関係性ではありません。鈴木さんは06年に俳優デビュー。瑛太さんは01年から俳優業をやっていますから、むしろ“先輩”です。今回の現場で、鈴木さんの役者魂に男惚れしたようなんです」(番組関係者)