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ClariS、初の冬のコンセプトコンサート、2人のクリスタルボイスでクリスマスムードを演出

DI:GA ONLINE

清らかな空気が漂う会場に、和笛や琴の音が鳴り響くと和装束に身を包んだカレンが。ここまでの衣装と雰囲気とのギャップに驚き! 和テイスト曲「Butterfly Regret」のカレンソロバージョンで披露。男性ダンサー2人がキツネ面をつけて、バックには鳥居や和風屋敷の絵が映し出される中、扇子を手に華麗に舞う。曲が終わった後も和楽器のインストぬのって扇子を手に、足を垂直に上げたり、カレンのキレのあるダンスで会場を魅了。

男性ダンサー2人によるヒゲダンス(志村けんさんと加藤茶さんのお笑いレジェンドによるコンビ芸)で盛り上げた後、それぞれイメージカラーのドレス、そしてシュシュ、ペンライト持った2人が「皆さん後半戦も行きますよ!」、「踊るよ!せーの!」と歌い出したのはアッパーナンバーの「Brave」。テンポが速い曲を歌いながら、振付も激しいのにそれを事もなげにやってのけるすごさ。しなやかなクララ、ダイナミックなカレンと違うタイプのダンスで魅せる。そして「border」のイントロが聴こえた瞬間、会場のクラップはより速く、大きく。サビになるとエモさが炸裂、お客さんの頭や方の揺れが激しくなった。「again」、「STEP」、「コネクト」とライブのキラーチューン&人気曲のラッシュで会場の一体感は最高潮。

オルゴールの音が鳴ると「今日は素敵な冬の想い出をありがとう」「来てくださって本当にありがとうございます」とお礼を述べて「カラフル」に。終盤に来ても2人はエネルギッシュかつエモーショナルにパフォーマンス。後方のモニターには雪のツリーや結晶が浮かび、最後はスノードームの中に2人のシルエットが映し出された。

アンコールではまずステージを盛り上げてくれたダンサー&コーラスを紹介。パフォーマンスだけでなく、このコーナーで紹介役を担当したダンサーの熊谷拓明さんは『シルク・ド・ソレイユ』出身、コーラスには松任谷由実さんや久保田利伸さんなどのライブのコーラスを担当していたAMAZONSから大滝裕子さん、吉川智子さんの2人に同じく松任谷由美さん、鈴木雅之さん、浜崎あゆみさんのコーラス、振付を担当した濱田Peco美和子さんらが参加するなどそうそうたるメンバーと知って驚き。紹介が終わると「みんな、もうそろそろ会いたいでしょ? 最後に紹介します。我らのClariS!」と叫ぶと「仮面ジュブナイル」のイントロが流れ、口から上を覆うウサギと猫のマスクを着けたクララとカレンが再登場! ジャジーになったり、ブギになったりと曲自体がミュージカルのような楽曲にのって、ライブ前半の時のように13人そろってのにぎやかかつ、華やかなパフォーマンス。元気で大きな渕付で2人のチェックのスカートも大きく揺れる。2人のマスクの下からのぞく口元を見るだけでも楽しそう。アウトロになると2人で笑顔で見つめ合いながら「カレンだったらどこでも楽しい!」「じゃあこれからも新しい景色一緒に見ようね」と掛け合い、そして客席に視線を移すと声を合わせて「みんなも一緒についてきてね!」と誘う。

歌い終わってメンバーを送り出すと、なんとこの日最初となるMC。「冬をコンセプトにしたステージをやったことがなかったので、今までとは違う私たちを見ていただけたのかなと思います」(クララ)、「この会場はイベントで来たことがあるけど、ワンマンでは初めてで。近くないですか? 3階まで届きそう。そんなに手は長くないですけど(笑)」(カレン)。そしてさらにクララは客席を見渡し、「皆さんマスクをしていても笑顔でいてくれるのがわかるんです。そんな時間を共有できて嬉しかったです」。カレンは「このコンサートはClariSとしては今年最後の公演になるんですけど、それにふさわしいステージになったんじゃないかなと。過去最大の人数でステージをお届けしました。カレンは事前に『今回はワーっていうコンサートになるよ』と言っていましたが皆さんに伝わりましたか?」とお客さんに尋ねると大きな拍手が起き、「嬉しい!ありがとうございます!」。続いてクララが「ショーやパレードみたいな楽しい時間を提供したいな。笑顔になれるステージを作りたいなと思って、ステージを作ってきました。私たちが『歌のプレゼントをするね』と言っていたけど、逆に皆さんから笑顔のプレゼントをもらって、改めて最高の1年だったなと思っています。ありがとうございます」と言うと2人そろって深々と頭を下げた。

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そしてこのコンサートの衣装のアイデアはクララが考えたそうで、各衣装のコンセプトも自身でご紹介。更にクララが「ここ2、3年はコロナであまり活動できていなかったけど、久しぶりに有観客ライブができたり、いろいろなことに挑戦できた1年でした。濃い1年だったからみんなと一緒に2022年を振り返ってみたいなとこんなものを用意しました!」と言うと、モニターには2022年にClariSの活動を示した表が! 見ながらそれぞれを振り返っていく2人だがどれも想い出深く言葉が尽きない。スライド3枚に渡るボリュームでその充実ぶりが改めてわかる。

そしてこれからのClariSの初出し情報も! まず今年8月にスマッシュヒットを記録した「ALIVE」の完全生産限定盤が2023年2月8日にリリース! そして2023年のワンマンライブ一発目となる5月6日、7日にZepp Hanedaにて開催決定!「過去いちくらいしゃべったんじゃないかな」とクララが話すくらいのMCゾーンが終わって、最後に歌うのは「今後も大切に歌っていきたい」と語っていた「ALIVE」。エモーショナルな歌声とダンス、会場のペンライトもブルーに染まって大きく激しく揺れた。歌い終わると「ペンライトきれい。ブルーなのは私が言ったこと覚えていてくれたのかな?」(クララ)と感動。そして「今日は素敵な想い出をありがとうございました!」と再び頭を下げる。ステージを去っていく途中、お互い笑いながら、後ろ脚で蹴りあうおちゃめな仕草に会場から笑いも。いよいよ2人の姿が見えるギリギリのところで、「せ~の! メリークラリスマス!」のクリスマスメッセージを届けて、ライブは終わった。演奏曲を紹介する映像が流れた後にも2人の直筆メッセージも映し出された。

ClariSの音源を聴くとクリスタルボイスの歌声のクオリティにアーティスト然としたイメージを抱いていたが、ライブではダンスなどのパフォーマンスが想像以上に激しいことに驚いた。しなやかでクールなクララと元気でダイナミックなカレンというのはダンスパフォーマンスからもわかったが、MCでもその特色が出ていたのもおもしろかった(クララが意外に天然なところも)。
 このライブと『WINTER TRACKS』からClariSの歌声が冬の楽曲ととても相性がいいことを再確認(なんと言っても2人の歌声はクリスタルだから)。そしてライブを見ないと本当のClariSの魅力の100%は伝わらないと。「今日は冬の想い出を皆さんと作れて素敵な時間になりました」(クララ)、「忘れられない冬になったと思います」(カレン)と2人は言ってくれたが、一足早いクリスマスを楽しませてもらいつつ、2023年は更に翼を広げるであろうと予感させるステージだった。

SET LIST

12/16(金)、12/17(土)「ClariS HALL CONCERT 2022 〜Let’s Snow Parade !〜」
@TOKYO DOME CITY HALL

01. Itʼs showtime!!
02. Fairy Party
03. Sweet Holic
04. ヒトリゴト
05. Prism
06. ウソツキ
07. eternally
08. ひとつだけ
09. グラスプ
10. スノーライト
11. WHITE BREATH
12. White Love
13. . ORION
14. サイレント・イヴ
15. Butterfly Regret
16. Brave(※17日 昼公演のみ「blossom」)
17. border
18. again
19. STEP(※17日 昼公演のみ「irony」)
20. コネクト
21. カラフル

ENCORE
01. 仮面ジュブナイル
02. ALIVE

「ClariS HALL CONCERT 2022 〜Let’s Snow Parade !〜」セットリスト・プレイリストはこちら

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2022年12月23日

提供元: DI:GA ONLINE

 
   

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