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メキシコの実話をベースに、巨大化された「誘拐ビジネス」の闇に迫った衝撃作『母の聖戦』-ダルデンヌ兄弟、クリスティアン・ムンジウ、市山尚三など各界より絶賛コメントが到着!

cinefil

格差と腐敗が日常化した社会では、ただ慎ましく平穏に人間らしく生きることが難しい。
不安のなか、生き延びるために多くの人が自分をごまかし、偽りに満ちた人生に甘んじる。
稀にその罠から勇気を持って抜け出し、真実を求め闘うのは、普通の市民。信念に目覚めた母親だ。が、そんな彼女も、暴力と無縁でいることは難しい。
―工藤律子(ジャーナリスト)

母親シエロは、娘を捜して一人で闘った。その闘った相手は誘拐犯だけではない。孤独だったが、崇高な闘いだった。そして、彼女の願いは最後に届いたのか、届かなかったのか……。スクリーンで、シエロと一緒に娘と真実を捜してほしい。
―綿井健陽(ジャーナリスト・映画監督)

身代金誘拐が、年間で6万人!
想像もつかないメキシコ社会の実態をまざまざと見せられ、
その恐ろしい混沌が明るい陽光と重なって目が眩む……。
母のほとばしる激情と怒りに緊迫しっぱなしの2時間あまりだった。
―佐々木俊尚(作家・ジャーナリスト)

周囲の人や果ては軍関係者までも巻き込んで、母は誘拐された娘を救おうと奔走する。
しかし、それを上回る残酷な悪意と冷徹な社会が彼女の行手を阻む。
現実では『96時間』のように事は運ばない。
ひたすら孤独で恐ろしく、そして虚しい戦いが描かれている。
―人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)

メキシコで起きている日本では考えられない誘拐ビジネス。
次々に起こる理不尽な出来事、何も出来ないもどかしさ、今の環境がどれだけ恵まれているかを再実感。
日本に住んでいたら絶対に知り得ないような悲惨な出来事が毎日の様にメキシコで起きている事を知り、何か小さな事でも自分達ができる事を探すキッカケになる映画でした。
この現実を1人でも多くの人に知ってほしい。
―EXIT JACKマンペー(旅系Youtuber)

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【STORY】
メキシコ北部の町で暮らすシングルマザー、シエロのひとり娘である十代の少女ラウラが犯罪組織に誘拐された。冷酷な脅迫者の要求に従い、20万ペソの身代金を支払っても、ラウラは帰ってこない。警察に相談しても相手にしてもらえないシエロは、自力で娘を取り戻すことを胸に誓い、犯罪組織の調査に乗り出す。そのさなか、軍のパトロール部隊を率いるラマルケ中尉と協力関係を結び、組織に関する情報を提供したシエロは、誘拐ビジネスの闇の血生臭い実態を目の当たりにしていく。人生観が一変するほどのおぞましい経験に打ち震えながらも、行方知れずの最愛の娘を捜し続けるシエロは、いかなる真実をたぐり寄せるのか……。

監督:テオドラ・アナ・ミハイ 製作:ハンス・エヴァラエル 共同製作:ダルデンヌ兄弟、クリスティアン・ムンジウ、ミシェル・フランコ

出演:アルセリア・ラミレス、アルバロ・ゲレロ、アジェレン・ムソ、ホルヘ・A・ヒメネス

2021年/ベルギー・ルーマニア・メキシコ合作/135分/カラー/スペイン語/5.1chデジタル/ビスタサイズ  字幕翻訳:渡部美貴  映倫G 
配給:ハーク 
配給協力:FLICKK  宣伝:ポイント・セット

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1/20(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー

『母の聖戦』オフィシャルサイト

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