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パラアルペンスキーヤー・三澤拓の原動力を支えた言葉とは?

パラサポWEB

三澤 目標を設定することで、必然的に見えてくるものがあると思います。目標は人それぞれ違いますが、例えば、学校のクラスや自分の住んでいる地域で、そこで1番になるという目標があるなら、周りの人たちに勝たないといけないし、ほかの人たちよりも優れていないといけない。だから、僕が持つ「世界で勝つ」という目標を達成するには、日本で勝つことなんて簡単でないといけないんです。目標を持って、具体的にイメージして、何を実践しなきゃいけないかというステップを考えることは大事ですよね。僕が留学したのも、中学3年生で日本一になって、次は世界一だろうと思ったからです。

東京2020パラリンピックの開催が決まったときは、得意なバドミントンで出場を目指すことも考えたそう。だが、世界一になるためにスキーを追求する道を選択をした

ナショナルチーム入りから20年。パラリンピックにも5大会出場し、「今が分岐点」と言う三澤。今シーズンはナショナルチームへの選手としての参加は辞退したが、チームの体制作りや後輩を育てる立場として、引き続き日本代表を支えることを決めた。これまでは見えなかった、チームに足りないものは何か、世界一になる選手を育てるためにはどうしたらいいかといった課題が明確に見えるようになり、チームがより良い方向に向かっていくことに楽しさを見出しているという。自身については、「ミラノ・コルティナ大会のことはまだ言えない」と未定だが、いつでもレースに出場できるようにトレーニングは継続している。どの道を選択しようとも、三澤を鼓舞してきた数々の言葉は、今後も彼の道しるべになるに違いない。

2児の子育て中でもある三澤。「後輩を育てたい」と話しつつ、「自分の子どもをまず育てないと説得力がないかな」とも

※2022年9月24日に開催されたR-bodyスペシャルトークイベント『片脚スキーヤー自ら切り拓く力―“出来るか出来ないか”ではなく“やるかやらないか”―』より構成しました。

text by TEAM A
photo by Hiroaki Yoda

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