【仕事と年収】大工(36歳男性)
【仕事と年収】大工(36歳男性)
今回は36歳の「大工」の方に年収などのリアルなお金事情、その仕事の内容をうかがいました。●36歳の「大工」の年収は… 今回お話をうかがったのはこちらの方。


【年齢】36歳(男性)
【住まい】千葉県
【独身or既婚】独身

・経歴を教えてください。

 高卒で大工の仕事に就きました。理由は稼ぎが良いこととモノづくりが好きだったこと。またインテリアや内装に興味があったので、自分自身でつくるということにも興味がありました。

・年収/月収/賞与について教えてください。

 年収400~800万円、月収30~70万、賞与なし。日当×出勤日。深夜手当などあり。

・貯蓄額はおいくらですか?

 200万円。

・年間休日は?

 年間80日くらい。現場の状況により異なります。また天候や受注状況により2ヶ月休みがない場合もあれば、2週間くらい休みのときもあります。

●仕事の内容は?残業はどれぐらい?

 基本は現場仕事です。大工は主に、建築現場で木を使って骨組みをつくったり、外壁や屋根の下地や、床・壁・天井の下地を作る仕事です。木造建築物でいえば、コンクリート基礎や屋根・外壁・内装の仕上げ以外のすべてにたずさわるという、重要なポジションにいます。

 実際に建築現場の指揮をとるのは現場監督ですが、現場監督は複数の現場を掛け持ちしたり、事務仕事もたくさんあることから四六時中、現場にいられないので、現場監督が頼りにするのが、現場に常駐する大工です。そのため、実質的に現場を取り仕切っています。

 使う材料は、実際に現場で微調整を加えることもありますが、大方、現場に出る前に仕上げていきます。現場に出向いて作業をすることが多いイメージのある大工ですが、場合によっては、加工中心の作業になる日もあります。案外周辺業務も多いのです。

 また、仕事の段取りや納まりを考えたり、他の職人と良い関係を築いたり、施主の意向を汲み取ったりと、意外にも頭も使います。見習いのうちは親方や兄弟子の姿から大工の技術だけでなく、こういった仕事に対するバランスのとり方も勉強します。

●この仕事の良い点は?

・自分の仕事が形に残る
 大工のやりがいは、やはり自分のつくったものが形として残ることです。特に多い木造住宅は、建築士や工務店が書いた設計図をもとに、骨組みから仕上げの一歩手前までを一貫してやることがほとんどです。具体的には、内部の造作に入り、天井・床・壁や、和室の細かな納めをつくります。最終的には、壁紙や塗り壁の下地まで行うので、色味以外の形状が確認できるまで携わることになります。

・お客さまに直接感謝される
 また、大工は現場に常駐することが多いので、施主(お客さま)とも顔なじみになりやすいのですが、家を建てることは一生に一度のことなので、多くの施主にとっては、思い入れの強いものです。

 人が思い入れを持つというものは伝わるもので、家をつくってもらう施主とそれをつくる大工とで、つながりができることもあります。工務店や建設会社によってはそれを良しとしない場合もありますが、施主と良好な関係となることが多いです。現場で直接お礼を言われることもあります。お客さまが大切にするものをつくり、感謝されるというのは、心に響く大きなやりがいです。

●この仕事の悪い点は?

・危険が多い
 大工の仕事で何よりもまず大変なのは、危険が多いということです。屋根や足場などの高所作業や、機械・工具による切断作業などでは危険が伴います。そのため、一般的に生命保険などの保険料は上がる傾向にあります。

・腰痛持ちになりやすい
 大工は、木材や板などの重い材料を扱うことが多いので、必然的に力仕事が多くなります。そのため、大工は腰痛持ちになりやすいです。腰は一回やってしまうと、重い・軽いに限らずしんどくなるので、適度な運動やストレッチは欠かせません。

・忙しいときは休みなし
 建築の仕事、とくに住宅関係は、忙しい時期とそうでない時期の差がはっきりしています。やはり、施主の入居時期として人気のある年末年始前後やゴールデンウィーク、お盆の時期は、工期が重なりがちです。

 平日は現場で多少の残業をしますが、騒音の問題から夜遅くまでやるわけにはいきません。必然的に、休日も現場に出てくる必要が出てきてしまいます。最近は、休日中の騒音の問題や事故・災害が起こった場合の対処を考えて、日曜日は自粛する傾向にありますが、それでも土曜日や祝日は関係なく出ることが多いです。このように、忙しい時期には休みなく現場に出る必要があるのが、大工の辛いところです。

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 「大工」の仕事と年収いかがでしたでしょうか。忙しい時期とそうでない時期がはっきりしているという大工の仕事ですが、年収もそれによって左右されるようです。

(更新日:2018年11月8日)

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