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神社にある狛犬とキツネの由来と役割とは?【神社の話】

ラブすぽ

狛犬とキツネはどんな役割を果たしているの?

狛犬とはどんな犬なのでしょう。昭和初期では小学校の国語の教科書に「コマイヌサン ア、コマイヌサン ウン」と書かれていたそうです。これは狛犬が、口を開けた阿形と口を閉じた吽形で一対*になっていることを示しています。狛犬とは「高麗犬」の意味です。この場合の「高麗」は朝鮮半島の国のことではなく、外国という意味です。つまり、外国から伝えられたものということです。はっきりしたことはわかっていませんが、古代オリエントで神殿を守る霊獣として置かれていた獅子像が中国を経由して仏教とともに日本に伝わり、狛犬になったとされます。

神社につきものの狛犬が仏教とともに伝わったというのは意外ですが、たしかに唐時代の 如来三尊仏龕(石造の三尊仏のレリーフ)などを見ますと、仏の足下に一対の獅子が彫られています。実は狛犬も阿形の方が獅子だとされます。口を閉じ角をもつ(角がないものもある)吽形が、狭い意味での狛犬です。こうした狛犬は神社に悪しきものが入らないよう見張っています。

一方、稲荷神社では狛犬の代わりにキツネの像が安置されています。それらのキツネは境内を守っているのではなく、ご祭神である稲荷神のお使い(神使)なので境内に控えているのです。参詣者とご祭神をとりもつ役目ともいえます。こうした神使は神社・神様ごとに異なり、天満宮のウシ、日吉大社のサル、八幡宮のハトが有名です。奈良にシカが多いのは、春日大社の神使として大切にされてきたからです。

『図解 神社の話』はこんな人におすすめ!

・神社とお祭りの関係性が知りたい!
・初詣はいつの時代から始まった行事なの?
・神社によって御利益が違うのはどうして?
と感じている方には大変おすすめな本です。

「神社には、どんな神様がお祀りされている?」「鳥居や狛犬にはどんな意味がある?」「犬や猫の神社があるってホント?」素朴な疑問で神社のディープな魅力がわかる!知っておきたい神社のキホンから、イザナギ、イザナミ、アマテラス、スサノオ、オオクニヌシなど、神社に祀られている祭神のこと、お祭りと神社の関係まで、神社と神様にまつわる知識をイラスト・図とともに解説しています。金運や縁結び、長寿など、さまざまな願いをかなえる最強の開運神社も紹介します。神社のキホンを知れば、神社参拝が楽しくなる!神社巡りのお供に最適な一冊です。

シリーズ累計250万部を突破した「図解シリーズ」の読みやすさ

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図解シリーズは、右側に文章、左側に図解で解説という形で構成されているので、本が苦手な人にも理解しやすい内容です。

図解シリーズには、健康・実用だけではなく大人の学びなおしにピッタリな教養のテーマも満載。さくっと読めてしまうのに、しっかりとした専門家の知識を身につけることができるのが最大の魅力です!

気になる中身を少しだけご紹介!意外と知らない!お祭りと神社の関係性とは?

神道の特徴の1つとして、仏教やキリスト教のような聖典がないということがあげられます。『古事記』は聖典ではないのかと思われる方もおられるでしょうが、『古事記』も『日本書紀』も歴史書として編纂されたもので、聖典と呼べるものではありません。なぜなら、そこには聖典には不可欠な教義が記されていないからです。仏教やキリスト教は聖典を拠り所として教えを数十世紀にわたって伝えてきました。では、聖典をもたない神道は、どうやって教えを継承し広めてきたのでしょうか。

さまざまな要因が考えられますが、そのなかでも大きな役割を果たしたのが神道とお祭りです。神話を語り伝え、お祭りを繰り返し行うことを通じて、価値観や世界観を伝えてきたのです。とくにお祭りは「神話(時代)の再現」と「神様を喜ばせる」の2点で、神道の継承に重要な役割を果たしてきました。「神話(時代)の再現」は、ご祭神が出現した場所への神輿渡御や、神話を題材とした神楽、神話を語る祝詞など、お祭りによって方法は異なりますが、これによってご祭神が活躍した頃のことや神社が創建された時代を人々に想起させ、神道が理想とするものを伝えてきました。

一方、神様を喜ばせることは、災害などが起きないようにお願いする目的がありました。そして、供物や芸能の奉納などの歓待によって威力を増した神様の霊力を分けてもらうのでした。そして、神社はこうしたお祭りが行われる聖地なのです。もちろん、神社の外で行われるお祭りもありますが、神社という場があったからお祭りは維持されてきたのです。

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