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シャンパーニュ委員会の共同会長と事務局長が3年ぶりに来日 「ずば抜けた2022年」について語る

ワイン王国

シャンパーニュ委員会の共同会長のマクシム・トゥバール氏とダヴィッド・シャティオン氏、事務局長のシャルル・ゴエメール氏が3年ぶりに来日し、シャンパーニュの近況について報告した。

2022年は、フランス国王の戴冠式でシャンパーニュがサービスされるようになってから300年を迎える節目の年。そんな、シャンパーニュにとって記念すべき2022年について、トゥバール氏たちは収穫、消費の面からも「ずば抜けた年」だと表現した。

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左からシャルル・ゴエメール氏、ダヴィッド・シャティオン氏(メゾン組合会長)、マクシム・トゥバール氏(ブドウ栽培・醸造業者組合会長)、シャンパーニュ委員会日本事務局代表の笹本由香理さん

シャンパーニュが華やいだ2021/2022

“サニーヴィンテージ”と呼ばれる2022年は、夏に記録的な干ばつに見舞われたものの、雨が降ったタイミングが良く、成熟した健全なブドウを収穫することができた。収穫量は過去15年間で最高の1ヘクタール当たり1万2000キログラムに設定され、量、質ともに恵まれた年となった。

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2021年には、世界で3億2100万本のシャンパーニュを販売、57億ユーロを売り上げるという記録的な数字を打ち出した。日本市場も伸長しているといい、21年は日本へ1400万本が出荷され、売上額は3億5400万ユーロだった。海外に比べ、コロナ禍による飲食店への営業規制や水際対策が長引いたこともあり、他国より市場の回復に遅れが見られたという。
シャティオン氏たちは、日本市場について「22年の販売量、売上額が確定するのは来年3月ころですが、どちらも過去最高になると予想しています」と笑顔を見せた。

刻々と変化する環境を守るために

シャンパーニュ地方にも影響を与えている地球温暖化への対策についても語られた。今からおよそ10年前は10月にブドウの収穫が行われることが一般的だったが、この10年間は8月に収穫されるヴィンテージが4回もあった。こうした変化を受け、シャンパーニュ委員会では20年前から二酸化炭素排出量削減に向けた取り組みを行っている。2050年までに二酸化炭素排出量を75パーセント削減することを目標に、栽培や醸造のみならず、パッケージングや輸送の観点からも対策を続けていくという。

また、シャンパーニュ委員会はホームページをリニューアルし、同時に日本語でも閲覧できるようになった。シャンパーニュの歴史や気候変動対策など、より詳しい情報を得ることができる。愛好家にとって強い味方となるだろう。

シャンパーニュ委員会ホームページ(日本語版) https://www.champagne.fr/ja

 
   

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