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菊地凛子、熊切和嘉監督と20年ぶり再タッグで邦画単独初主演 全編ノーメイクで挑む

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『658km、陽子の旅』©2023「658km、陽子の旅」製作委員会

 菊地凛子を主演に迎えた熊切和嘉監督作『658km、陽子の旅』が、2023年に公開されることが決定した。

参考:菊地凛子演じる呉羽はなぜ魅力的だったのか 『けもなれ』が問いかけた“自分の人生を生きる”こと

 熊切は2001年の劇場デビュー作『空の穴』で、当時新人の菊地をヒロインに抜擢した。それ以降はそれぞれ別の道で活躍するも、2021年に熊切は、一人ヒッチハイクで東北を旅する本作の主人公・陽子は菊地しかいないとオファー。そして、菊地は「自分を見出してくれた熊切監督ならば」とオファーを快諾し、20年の時を経ての邂逅となった。

 本作は、『嘘を愛する女』『哀愁しんでれら』などを輩出する映画オリジナル企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM(TCP)」の新たな作品。脚本は、2019年に開催されたTCP2019脚本部門の審査員特別賞を受賞し、熊切監督が企画を快諾し参加。原案脚本の受賞者である室井孝介と脚本をさらに深め、現代を繊細に生きる“陽子”像をより浮き彫りにし、閉ざしていた陽子の心の動きに、未だ震災の爪痕残る東北の風景を重ねて、原案脚本からよりドラマティックな内容へと昇華した。

 舞台は、菊地がデビュー時代から過ごした時代背景そのままに就職氷河期世代。陽子は父の訃報を受け、東京から青森県弘前市の実家まで思いがけずヒッチハイクで向かう羽目に陥る。菊地は初冬の東北を舞台に過酷な状況に身を置く陽子を、全てのシーンをノーメイクで演じた。

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 1980年生まれの42歳、青森県出身で独身、東京在住で在宅フリーターの陽子。24年前に父に反対されながら上京したが、夢破れ挫折。自分の殻に閉じこもっていたある日、父親の訃報をきっかけに、思いがけず一人ヒッチハイクで24年間帰っていなかった故郷・弘前をめざすことになる。東京から福島、宮城、岩手そして青森、その道中での出会いやトラブルを通した一夜の旅で、陽子の止まっていた時と心が動きはじめる。

■コメント
・菊地凛子(陽子役)
熊切和嘉監督には、20年前私が女優としてやっていけるか、不安だった時に『空の穴』ではじめて大きな役をいただきました。この作品をきっかけに私は俳優の道を行くことを決め『バベル』など海外の作品にも挑戦することが出来ました。この20年間、熊切監督が活躍されている姿や作品を拝見するたびに、自分はまた声をかけてもらえる俳優として成長できているのか、もしその時がきたら全力で熊切監督の作品にぶつかっていこうと思っていました。その思いが、形となって、この作品で、ついに叶いました。40歳台となった私の新たな道の節目として、この作品に参加できたことを何よりも誇りに思います。

・熊切和嘉(監督)
最初に出会った頃の菊地さんはまだ本名で活動されていて、僕ら映画を撮ってる仲間うちでの「妹分」みたいな存在でした。それがあれよあれよという間に国際的な映画俳優になって、活躍を嬉しく思う反面、もう二度と逢えないのかなと寂しくも感じていました。それがまさか、こうして20年ぶりに一緒に映画を作れるとは! 毎日が新鮮で感慨深く、本当に夢のような撮影でした。

・室井孝介(原案・共同脚本)
最初は映画になるあてもなく、ただこの物語を形にしなければという思いで脚本を書いていました。まさか菊地凛子さん主演、熊切監督で実現するとは。劇場の大きなスクリーンで多くの人に見てもらえるのを楽しみにしています!
(リアルサウンド編集部)

 
   

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