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アルファベット入りナンバーはなぜ導入された?

日刊ホントの話

ナンバープレートには地名や番号、五十音などさまざまな情報が入っています。さらに最近ではいわゆる「ご当地ナンバー」や、図柄入りのものを選ぶこともできたりします。ここ数年でさまざまなバリエーションが出てきました。

また最近よく見かけるものにアルファベット入りのものがあります。ではなぜアルファベットが入っているのでしょうか。

●分類番号3桁のうち2桁目以降で使用される

 ナンバープレートの中でアルファベットが使われているのは「分類番号」と呼ばれる部分です。「分類番号」とは地域名の右側にあるやや小さめの数字から始まる部分。たとえばここが3から始まる場合は「普通乗用車」です。「普通乗用車」とは排気量が2001cc以上、全長4701mm以上、全幅1701mm以上、全高2001mm以上、といった条件のうちいずれか一つでも合致していて、かつ乗車定員10人以下の車です。

 また5で始まる場合は「小型乗用車」を意味します。これは具体的には排気量2000cc以下、全長4700mm以下、全幅1700mm以下、全高2000mm以下という条件をすべて満たす車です。また軽自動車の場合は、4と6なら貨物自動車、5と7なら乗用自動車となります。

 この「分類番号」は1950年代から1967年までは1桁、そして1998年までは2桁、これ以降3桁となったようです。こののち希望ナンバー制が導入され、特定の番号に人気が集中することになります。番号のバリエーションを増やす必要が生まれた当初は、一連番号(メインの4桁の数字)を5桁にするという案も出たようです。

 ただし、車のナンバーはメーカーや保険会社、駐車場の管理システムなどさまざまな場所で利用されています。このメインの番号の桁数を変えるとシステム改修でかなり大きな負担が生じることになってしまいます。こうしたことを受けて比較的影響が少ない「分類番号」で「アルファベットを使用する」という方法に落ち着いたという経緯があったようです。

●使われているアルファベットは10文字のみ

 このように分類番号は少しずつ桁数を増やしたのち、アルファベットまで使われるようになりました。ただし使われているのは英語アルファベット26文字のうちの「A・C・F・H・K・L・M・P・X・Y」の10文字のみ。理由は数字との混同を避けるためとのこと。また、アルファベットは3桁の「分類番号の下2桁に入り、数字と組み合わせて交付する」こととなっています(「30A」や「5AC」など)。つまり、アルファベットからスタートすることはありません。また、軽自動車の分類番号は左から2文字目が「P・X・Y」のいずれかを使うと指定されています。

 こうなると「アルファベット入りにしたい」「特定のアルファベットのものにしたい」といった希望を持つ人はいるかもしれません。しかし、残念ながらこちらから希望を出すことはできません。分類番号のアルファベットは、各地の運輸支局や軽自動車検査協会が自動的に割り当てます。「下2桁の数字を0~9の昇順で使用し、数字を使い終えたらアルファベットが利用される」ということになっているそうです。選ぶことができるのは今のところ「一連番号(最も大きい数字4桁)」のみとなっています。

<参考サイト>
[Q]乗用車用のアルファベット入りナンバープレートとは?|JAF
https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-construction/subcategory-supplies/faq014
最近増加中の「アルファベットナンバー」どんな意味? 全26文字から採用された「10の文字」何が選ばれた?|くるまのニュース
https://kuruma-news.jp/post/572934
3ナンバーと5ナンバー車の違いとは。税金・サイズ・車種(ミニバン・セダン・SUV)の違いは?|ZURICH
https://www.zurich.co.jp/car/useful/guide/cc-3number-5number/

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