
爆盛りの唐揚げや1kgのオムライスなど、あらゆる料理がデカ盛りの居酒屋「花門」の店主に、30年間激安で料理を提供し続ける理由を聞きました
1kgのオムライスがたった400円?大皿で提供されるデカ盛り料理がすべて400円均一という驚きの居酒屋「花門(カモン)」。そのボリュームでメディアやSNSでもたびたび話題になっています。
東京・上板橋で30年、奥さんと二人三脚でこの店を営むのはイラン人の店主、コルドバッチェ・マンスール(通称:マンス)さん。日本に住んで34年、流ちょうな日本語で冗談を飛ばすマンスさんは、画家としても活動していて、とても芸達者な方。その明るいキャラクターに惹かれて通うお客さんが多いものの、笑顔の下には並々ならぬ苦労がありました。今回はマンスさんに、デカ盛りを続けて良かったこと、大変なことを詳しく聞きました。
唐揚げ用の鶏肉15kgが1日で消える! デカ盛り居酒屋の裏側
――「花門」さんと言えばテレビやSNSでもよく見る「デカ盛り」が有名ですが、実際に大皿からあふれそうなほどのボリュームに度肝を抜かれました……!

唐揚げ(400円)
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マンスさん:インパクトあるでしょ? 私はいつもカウンターで料理を作っていますが、配膳した時に聞こえるお客さんの「ワーッ!!」っていう歓声がうれしくて!やっぱりテレビやメディアで知って来てくれるお客さんが多いから、「本当にあの量で出てくるのかな」って思うみたいで。お客さんの笑顔を一番大事にしているお店なので喜んでもらえると嬉しいし、もっともっと頑張らなくちゃと思ってます。ちなみに残った料理はお持ち帰りもできます。
――確かにインパクト抜群で、写真を撮りたくなっちゃいますね。メニューを見ると50種類以上ありますが、人気の料理は何でしょうか?
マンスさん:鶏の唐揚げが一番人気です。鶏もも肉に下味を付けてから揚げて、熱が通ったところで二度揚げするんです。うちのお店はフライヤーがないのでフライパンで揚げてますけど、カラッとしていておいしいですよ!
