みんなが協力して頑張ればちゃんといい作品は作れるんだ、ということは完成して率直に思いました。
この映画は広島の人による、広島の人のための広島の映画なんです。
三部作までは我々がやるけれど、次の4・5・6は、あなたたち自身の力で作っていかなければいけない映画だよと。そういう目的があるということは伝えておきたいですね。
●今後、映画製作に積極的に関わりたいですか?
大規模作品の演出が自分に出来るとは思わないけれど、低予算で作ることを実戦で教えて、その人の演技がいいほうに変わるとか、ちゃんと俳優さんたちと向き合えるようなものであれば関わりたいと思います。
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ただ、年齢的なものもあります。誰かに伝えて行くためには、本を書くこと、講演会をすること、監督業をやること、などになってくると思うんです。ワークショップは大切ですが、机上の空論でもある。そういう意味では、実際に作品を作ったほうが断然いい。その意味では、いろいろ前向きに考えたいとは思っているところです。
■ストーリー
30年前、伝説の映画を監督したが、今や過去の人となっている男・大根(加藤雅也)。大根は、ピンサロ嬢として働くタマコ(熊切あさ美)のヒモとなり空虚な生活を送っている。
そんなある日、タマコの昔の男が「俺から離れられると思うなよ」と現れる。大根とタマコは大学時代の後輩が館長を務める広島のストリップ劇場に逃げ込む。そんな二人を温かく迎え入れる館長(横山雄二)。大根とタマコはストリップ劇場の楽屋に住み込むことになる。二人の人柄に惹かれ、歓楽街に住まう仲間たちも歓迎ムード。温かく満ち足りた時間が続く。
しかし、大根がストリッパー(小原春香)に手を出したことから保たれていたそれぞれのバランスが崩れて行く。
「あんた、格好悪すぎるよ。いつまでも、俺たちの憧れでいてくれよ。なんで、そんな下らない男に成り下がったんだよ」大根を叱責する館長。
映画を撮ることが出来ない大根の思い。
ヒモを養うタマコにも
人には言えない凄惨な過去があった。
そして、それぞれの未来は…。
【池袋シネマ・ロサ】12月8日(木)まで上映※11時00分から残りあと4日是非、劇場にお越し下さい#愚か者のブルース#池袋シネマロサ pic.twitter.com/K8qBqPQxtY— 【公式】映画『愚か者のブルース』 (@eiga_orokamono) December 4, 2022
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(執筆者: ときたたかし)