技術の進歩に助けられ開発が進んだという側面ももちろんあるのだろうが、消費者の立場からみても、とにかくここ2年ほど、外食を控えおうちご飯に追われる人にとって冷凍食品は偉大な助っ人になってくれた。今年の⽇本の世相を反映し象徴する⾷として、ぐるなび総研(東京)が発表した「今年の⼀⽫®」は「冷凍グルメ」だった。
コロナ禍で飲食店への急速冷凍機の導入が加速、レストランのメニューをそのまま再現した冷凍グルメが誕生。オリジナルの冷凍商品の開発も進み、バリエーションも豊富になった。保存性やフードロス削減の観点でも社会変化に対する柔軟性が高く、今後の日本の食文化においてより一層不可欠な存在になると考えられることが、選定理由になったという。
また、「睡眠の質改善」「ストレス緩和」などの効果が注目された「乳酸菌飲料」には特別賞が贈られた。