top_line

【 最新ニュースをアプリでサクサク読むなら! 】

「何を恥じることがあるだろうか?」敗退に涙の三笘薫。海外メディアが貢献度を絶賛! 伊紙は「謝罪は不要だ」と指摘【W杯】

THE DIGEST

「何を恥じることがあるだろうか?」敗退に涙の三笘薫。海外メディアが貢献度を絶賛! 伊紙は「謝罪は不要だ」と指摘【W杯】

 現地時間12月5日に行なわれたカタール・ワールドカップの決勝トーナメント1回戦、日本代表とクロアチア代表の一戦で、三笘薫は64分からピッチに立ったが、ゴールを生み出せず。PK戦では2人目として失敗し、大きな悔しさを味わいながら中東を去った。

 グループステージではドイツ、スペイン相手の大番狂わせの原動力ともなり、世界的にも注目の存在となったドリブラーは、このクロアチア戦でも左サイドで幾度かチャンスを創出。105分にはドリブルでゴールに迫り、相手GKドミニク・リバコビッチに強烈なシュートを浴びせるなど、存在感を示してみせた。

 チームの目標であったベスト8入りを懸けたPK戦では、南野拓実が失敗した後の2番手としてペナルティースポットに向かった三笘。シュートはゴール左隅に放ったものの、相手守護神に完全に読まれて止められ、敗戦後には涙を抑えることができなかった。

 試合後は、「試合に入るのが難しく、徐々に入れましたが、チャンスのところで行き切れなかったところは悔いが残るし、それが自分の実力なんだと感じています。ミスも多かったし、相手が2人来たとしても行き切らないといけなかったし、1対1の場面もあったのに行けませんでした。シュートも簡単にセーブされたので、もっと精度を上げないといけません」と反省。PK戦や今後についても言及している(オリンピック公式サイトより)。
 「(PK戦は)チームを勝たせたいと思って。前日の練習でも決めていたし、フィーリングも良かったので蹴りました。(失敗については)PKを蹴った責任はあるんで、迷惑をかけたなと思います。(間合いについて)もう見てなかったです。思いっきり蹴った結果です」

 そう振り返ったアタッカーのクロアチア戦でのパフォーマンスについては、英国のサッカー専門サイト『90min』が「試合が進むにつれて、本当に明るい輝きを放った」とポジティブに評すれば、同国のスポーツ専門サイト『Sportskeeda』は「貧弱なPKがリバコビッチにセーブされた」とだけ寸評を打った。また、採点では10点満点でスポーツ専門チャンネルの『Sky Sports』は「7」、『ESPN』は「5」、スポーツ専門放送局『EUROSPORT』は「6」と、評価が分かれている。

 そして、ブラジルの総合メディア『Globo』は「日本のスターは、この試合でも後半までセーブされ、日本が同点を許した後に登場したが、今回の彼はこれまでほど効果的でなく、チームメイトからのサポートもあまり受けられなかった。それでも、ペナルティーエリア内でフリーの富安健洋にパスを通し、延長戦では個人プレーでゴールを奪いかけた。しかし残念ながら、彼はPK戦でゴールを逃した」と記した。

 過去の試合に比べると厳しい評価が下された形だ。しかし、フランスのラジオ局『RFI』は「今回も準々決勝には進出できなかったが、ドイツとスペインに見事な勝利を収め、欧州に挑戦する選手が増えていることから、ブルーサムライがより強くなって大舞台に戻って来る」と予想し、さらに「長友佑都やキャプテンの吉田のようなベテランは若い世代に道を譲り、堂安律や三笘などの新たなスターが主役になるだろう」と付け加えている。 また、イタリアの日刊紙『la Repubblica』は「ウインガーの三笘は日本の最も有用な武器であり、ドイツやスペインを翻弄してその守備をこじ開けた」と綴って、その貢献度の高さを強調した。

「本来なら胸を張って歩いてもいいはずの選手だが、クロアチア戦後の彼は頭を垂れ、泣きながら謝罪した。それは不必要なものと思われたが、おそらくそれが日本の文化なのだろう。しかし、彼は何を恥じることがあるだろうか?」

 所属するブライトンの地元メディアも、25歳の日本人選手に触れている。日刊紙『The Argus』は「三笘にとっては残酷な終わりだったが、彼は自身が果たした仕事に誇りを持って英国に帰ることができる。そして、彼の評判と価値は大幅に上昇した」と慰め、同じく日刊紙『Sussex Live』は「アルビオンのウインガーは、ブルーサムライのベスト16入りに重要な役割を果たし、クロアチア相手にもスピードとトリッキーさで相手を悩ませた」と賛辞を贈っている。

 そして、ブライトンのクラブ専門サイト『WE ARE BRIGHTON.COM』は「多くのブライトン・ファンがサムライブルーに親しみを覚える理由が今、分かった」と強調。「日本で最もエキサイティングな選手のひとりであった三笘にとって、このような形でW杯の戦いを終えることは悲しいことだった」とPK失敗に同情を示しつつ、日本の未来に期待を寄せている。
 「ほとんどの中立的なファンは、サムライブルーの敗退に失望しているだろう。彼らの勇敢でエキサイティングな攻撃的サッカーのブランドがなければ、大会は貧弱なものになるだろう。日本は、三笘のような潜在的な若いスターでいっぱいのチームだ。2026年のW杯が始まる頃、この国の代表チームはその力のピークに達しているだろう」

 なお、三笘本人はクロアチア戦後、「(今後の代表入りについて)それはもう思っていますし、その気持ちがないと、そういう存在にならないといけないと思います。チームを勝たせる存在、代表でもそういう存在にならないといけないと思いますし、W杯で活躍できる選手、ベスト8に導ける選手こそが良い選手だと思います。それをこの先の4年間で、もう1回目指そうと思います」と意気込みを語っている。

 4年後、北中米大陸でのW杯を目指す代表チームの中核となるであろう、アタッカーの活躍とさらなる進化が楽しみである。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】「悲惨」「史上最悪」と酷評された日本、指揮官強弁のスペインはまさかの全員失敗… W杯PK戦の各国の戦績は?

【関連記事】「日本戦が僕らに影響」独代表DFリュディガーが衝撃敗退を語る。“挑発行動”が物議の自己評価は?「批判は免れられない」

【関連記事】「蹴るまでは人生で最長の道のり」――“森保J批判”とも切り取られたシアラーの批評。実はPKを失敗した南野らを称えていた

TOPICS

ランキング(スポーツ)

ジャンル