top_line

インストール不要ですぐ遊べる!
無料ゲームはここからプレイ

『舞いあがれ!』中川大輔は山下美月の相手役? 憎みきれない無邪気な笑顔が武器に

Real Sound

『舞いあがれ!』写真提供=NHK

 ヒロイン・舞(福原遥)の柏木(目黒蓮)との初恋模様が描かれる連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK総合)第10週「別れと初恋」。そんな舞の様子を何だか感慨深く見守る幼なじみで、看護師の久留美(山下美月)のことを気にかける存在が現れる。医師の八神蓮太郎(中川大輔)だ。

 参考:【写真】『花嫁未満エスケープ』の“お子ちゃま彼氏”中川大輔

 中川は本作が朝ドラ初出演。雑誌『MEN’S NON-NO』専属モデルとして活躍しながら、『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日系)への出演や『極主夫道』(読売テレビ・日本テレビ系)での大城山國光(橋本じゅん)率いる大城組の組員・井田昇役など、役者としても活動の幅を着実に広げている中川。

 何と言っても『ボイスII 110緊急指令室』(日本テレビ系)で演じた捜査一課の若手捜査員ながら、実はサイコパス凶悪犯の内通者だった片桐役はかなりインパクトがあり話題となった。片桐が裏切り者だということが判明した際の挑発したような笑みや目を剥いた表情は鮮烈で気味が悪く、観る者に恐怖心さえ呼び起こさせる。凶悪犯の“白塗り男”こと久遠京介(安藤政信)にすっかり心酔し、自身の稚拙な承認欲求を持て余す片桐の危なっかしさを存在ごと見事体現し、これまでのイメージを刷新した。

 『花嫁未満エスケープ』(テレビ東京系)では、主人公のゆう(岡崎紗絵)と同棲して5年になるもマンネリ気味でなかなか結婚に踏み切らないダメ彼氏であり、ゆうを母親扱いする“お子ちゃま彼氏”尚紀役を好演していた。悪気はないものの甘えてばかりで、プライドや気負いが全くない。意図せず“釣った魚に餌をあげない”状態になってしまっており、危機感にもデリカシーにも欠ける幼稚な彼氏像は非常にリアルだった。

広告の後にも続きます

 しかし、仕事では営業企画部のエースで、人の懐に飛び込むのが得意でいつの間にやら担がれ、知らぬ間に周囲を魅了していくタイプのかわいげもしっかりと中川によって添えられていた。あの笑顔を見てしまえば、ついゆうが言いたいことを飲み込んでしまうのも頷ける。彼氏として直してほしい部分は多々あれど、それを補正してしまうと彼自身の人としての魅力が削がれてしまうような気にさせられてしまう、あの無邪気で無防備な笑顔は何だか憎めない。

 いずれの役も独りよがりだったり偏りがあったりするものの、心を許した相手や一度忠誠を誓った相手にはどこまでも忠実で純粋な忠犬のような一面が強調されたのは、中川だからこそ為せる業だったのだろう。

 ちなみに『花嫁未満エスケープ 完結編』(テレビ東京系)が2023年1月6日から放送開始となるようで、こちらも必見だ。朝ドラ『舞いあがれ!』では、中川演じる八神がしっかり者の久留美とどう関わっていくのか楽しみだ。(佳香(かこ))

 
   

ランキング

ジャンル