
写真・JMPA
12月6日におこなわれたサッカーW杯カタール大会の決勝トーナメント1回戦。日本はクロアチアと対戦し、1-1で延長戦となり、最後はPK戦で敗れたが――この試合で日本唯一の得点をあげたFW前田大然に注目が集まっている。
ドイツ戦、スペイン戦、そしてクロアチア戦でスタメン出場した前田は、前線からひたすらボールを追い続ける献身的なプレーで、攻守で大きく貢献した。ドイツ戦、スペイン戦での劇的な逆転劇も、前田の “鬼プレス” 効果という声も多い。
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元イングランド代表DFでキャプテンをつとめたリオ・ファーディナンドは、英BBCの解説で「まるで憑りつかれたかのような絶対的な活力だ。彼を相手にプレーしたいとは思わない」と前田を絶賛。同じく元イングランド代表のFWアラン・シアラーも「ディフェンスにとって悪夢のような存在」と高く評価した。
前田の献身は数字にも表れている。クロアチア戦での前田は、出場時間64分でスプリント(時速24キロ以上で数秒のダッシュ)68回という驚異的なものだった。