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家賃のお金を使ってビーチリゾートへ 陽気で無軌道な女性2人 「ネバー・ゴーイン・バック」本編映像

映画スクエア

 12月16日より劇場公開される、映画「Never Goin’Back / ネバー・ゴーイン・バック」から、本編映像の一部が公開された。

 公開されたのは、アンジェラがジェシーにサプライズでビーチリゾートの誕生日プレゼントを打ち明けるも、二人の家賃分のお金を勝手に使っていたことが発覚する冒頭の映像。バイトのシフトを増やすことで家賃を稼ごうと前向きに出かける彼女たちだが、この後に大騒動が待ち受けているのだった。そんなことを何も知らないアンジェラとジェシーの無軌道さが、陽気な音楽とともに描き出されている。

 「Never Goin’Back / ネバー・ゴーイン・バック」は、高校を中退した親友同士のアンジェラとジェシーを主人公とした作品。兄とその友人と4人で共同生活を送っているアンジェラとジェシーは、家賃を払うのがやっとの極貧生活を送っている。だが、ジェシーの誕生日に一週間のビーチリゾートのバカンスをプレゼントしたいアンジェラは、家賃のお金で2人分の夢のチケットを購入する。不足分の家賃を稼ぐためにむちゃな追加シフトを入れるも、家に泥棒が入り、兄のせいで刑務所に入れられ、誤って大麻入りクッキーを食べてハイになり、バイトもクビになりそうといった事態が巻き起こる。

 主演はマイア・ミッチェルとカミラ・モローネ。マイア・ミッチェルは、ディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービーの「ティーン・ビーチ・ムービー」や、同時期に公開されたティモシー・シャラメ主演の「HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ」に出演したオーストラリア出身の若手俳優。カミラ・モローネは、VOGUE誌の表紙も飾ったモデルで、ブルース・ウィリス主演の「デス・ウィッシュ」などの出演作がある。

 一足先に本作を鑑賞した著名人によるコメントも公開された。コメントは以下の通り。

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【コメント】

■奥浜レイラ(映画・音楽パーソナリティ)
 『スプリング・ブレイカーズ』より切実で『ブックスマート』よりおばかで過激。クソみたいな社会に右手で中指を立てて、左で手を繋いで必死にサバイブするギリギリアウトな彼女たちを抱きしめたくなった。未熟で無敵で友情最強!ってかなりギャル寄りじゃない?どっこい生きてる元ギャルも、令和のマインドギャルたちもみんな集合!

■児玉美月(映画執筆家)
牢獄の柵越しにわずかに繋がれた手と手は、映画の雰囲気こそまったく違えども『17 歳の瞳に映る世界』の少女二人のことを思い出させた。どれだけ過酷な世界に放り込まれたとしても、かけがえのない二人ならば夢を見られる。この映画は美しい夢に変えなければ生き抜いていけない残酷な現実を生きるあなたのためのもの。

■高橋ユキ(フリーライター)
金に困ってバイトに明け暮れる親友ふたりがドミノ倒しのごとく、次から次へと最悪な出来事に巻き込まれ続けているのに、なぜか笑えるうえに、観終わったあとは元気になってしまう。

■月永理絵(ライター、編集者)
ドラッグ、吐瀉物、汚物にまみれた青春コメディ。けれどけっして下卑た笑いに陥らないのは、主人公たちを見つめる視線のためだろう。見下すでも自虐めくこともなく、つねに彼女らと並走しながら躍動を映す。その公平な視線のありかたに強く惹かれた。

■トミヤマユキコ(ライター/東北芸術工科大学芸術学部准教授)
うだるような暑さ、貧しい生活、しょうもない同居人。全てがだらしなく溶け合う環境からなんとか脱出しようとがんばるアンジェラとジェシーがどんどん好きになっていった。お下品だけど超絶タフなこの女バディに心からの拍手を送りたい!

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