香取慎吾（写真＝小池直也）香取慎吾が12月6日、東京・渋谷ヒカリエで自身の個展『WHO AM I -SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR-』開催に先駆けたプレスレビューをおこなった。
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歌手や俳優を枠に収まらず、アートの分野でも勢力的に活動する香取。2018年パリ・ルーブル美術館で開催された初個展を皮切りに、2019年にはIHIステージアラウンド東京にて『BOUM！ BOUM！ BOUM！ 香取慎吾NIPPON 初個展』を開催したことも記憶に新しい。
それから約3年ぶり、国内2度目の個展となる『WHO AM I -SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR-』は2022年12月7日から2023年1月22日に渡り開催される。香取はプレスプレビューのなかの囲み取材に登場。まず開催を前にした今の心境を「めちゃくちゃ嬉しいです。色々なお仕事をさせていただきますが、絵は頭のなかに生まれたものをキャンバスや段ボールなどの画材に落とし込んでいく作業。人に見てもらいたいと思って描いているので、個展ができることは嬉しいです」と語った。ユニークな個展の題名については「俳優、歌手、タレント、アーティスト、デザイナーと色々なことをしている時に（感じる）ポジティブにもネガティブにも『自分って一体何なんだろう』という想いがタイトルになりました」としてから「それに合わせて個展の中身も闇と光の部分を分けて展示しています」と明かす。
個展には、香取の作品のトレードマークで、本展覧会のシンボル的な存在「くろうさぎ」のオブジェが数多く登場。理由を問われると「可愛いから」と即答。モデルは“実際にいた“という黒いウサギで、いつの間にか自分の絵に登場するようになったそうだ。以前はカタカナ表記を考えた時期もあったそうだが「ひらがなの方が可愛いから」と現在の表記になったという。実際に展示を見た感想は「前回は劇場で開催して大規模だったので、次は“いわゆる”個展をやってみたかったんです。でも目指していたものは違うところにいってしまったみたいで（笑）」と、またもや個性的な展示になった様子。また展示内の音楽は渋谷慶一郎が担当している。オファーの理由は「草彅（剛）さんの出演した『ミッドナイトスワン』の音楽を担当されていたので、いつかお仕事してみたいと思っていました」とのこと。
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天井に吊られた24個のスピーカーとAIを用いたサウンドインスタレーションは、その場限りの音響を生み出す仕様になっている。そんな総合演出をついプロデュースしてしまう理由を「ショーやライブで育ってきたので、照明さんや音響さんなど、コンサートを作っているみたいになってしまう」と自己分析する場面もあった。草彅や稲垣吾郎が訪れるかどうかという質問については「近い存在とはいえ、来展されるかどうかはわかりません（笑）。でも来てくれるとは思いますよ。草彅さんは久しぶりの連続ドラマで忙しいらしいけど、東京以外の地方に来てくれると言っていました。すごく嬉しいです」とした。地方での開催も自身で訪れる予定だという。明日の東京開催を皮切りに、いよいよ香取の作品が全国へと羽ばたく。（小池直也）
