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“ご当地萌えキャラ”の魅力 コレクターの漫画家・熊倉隆敏が語る 最新作『つらねこ』との関係性

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 このように、ご当地萌えキャラは熊倉にとって、外に出かけるきっかけを作ってくれているだけでなく、漫画の創作意欲を刺激している存在でもあるのだ。

 なお、ご当地萌えキャラの中には既に引退してしまったキャラもいる。例えば、JR稲毛長沼駅の宣伝担当を担ったキャラ「稲狐ちゃん」などである。絵心のある駅員がデザインを手掛けたと思われ、そのかわいらしいデザインが一部の鉄道ファンの間でも話題になっていた。熊倉ももちろん訪問している。

 「稲狐ちゃんの存在はネットで知りました。家から駅まで自転車で行ける距離だったので、気になって行ってみたら、駅構内に思いの外いっぱいいてビックリしました(笑)。駅員さんが手弁当でやってらしたんでしょうけど、凄い熱量とサービス精神だなと思います」
 「その後も何度か伺いましたが、その度にデザインが変わっていたり凝ったりしていて、驚かされましたね。引退しちゃったのは残念ですが、またひょっこり戻って来てくれたら良いなと思ってます」

 なお、稲狐はインタビューを担当した記者もお気に入りのキャラである。今回のインタビューは、熊倉に現役で活躍するご当地萌えキャラを語っていただく趣旨であったが、筆者の強い希望で、引退した稲狐も最後に載せることにした。

 かわいらしいキャラを街角で見つけると、にんまりしてしまう人もいるのではないだろうか。ご当地萌えキャラを見ていると、日本人がいかに創作好きで、全国各地で豊かな創作文化が育まれていることがわかる。

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