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日本代表、史上初のベスト8進出ならず 120分の死闘の末にPK戦で3人が止められクロアチアに惜敗も“世界を驚かす”快進撃でサッカー史に新たな歴史を刻む

ABEMA TIMES

【FIFA ワールドカップ カタール 2022・決勝トーナメント1回戦】日本1-1(PK1-3)クロアチア(日本時間12月6日/アルジャノブ スタジアム)

 サッカー日本代表が決勝トーナメント1回戦で前回ロシア大会で準優勝のクロアチアと対戦し、ノックアウト方式の延長戦を含む120分の死闘の末、1-1でPK戦に突入。クロアチアに惜しくも敗れた。大会前から目標に掲げてきた史上初となるベスト8進出は次回大会以降におあずけとなったが、強豪国のドイツ、スペインを相次いで逆転で撃破するなど、森保ジャパン旋風を巻き起こして日本、そして世界のサッカー史に新たな歴史を刻んだ。

【映像】日本代表がクロアチアに惜敗した試合の模様

 今大会初のPK戦は、日本の先行でスタート。最初のキッカー、南野拓実が右に蹴ったボールはGKドミニク・リバコビッチにいきなり止められてしまう。続く三笘薫のキックもGKが完璧に読み切ってセーブ。クロアチアが2本を決めて迎えた日本の3人目、浅野拓磨が右へ決め、逆にクロアチアの3人目、マルコ・リバヤのシュートは左ポストへ当たりPKスコア1-2に。続く日本の4人目、吉田麻也のシュートも止められてしまい、クロアチアの4人目、マリオ・パシャリッチが左に決めて勝負あり。日本は3人のシュートが止められ、PKスコア1-3で敗戦を喫した。

 運命の一戦にDF冨安健洋、MF遠藤航、そしてドイツ戦やスペイン戦に途中出場で値千金のゴールを挙げている堂安律を先発で起用した日本。すると3分、右のCKを獲得するとショートコーナーを選択。遠藤がダイレクトでセンタリングを送ると、ペナルティエリア中央に走り込んだ谷口が頭で合わせるもシュートは枠外へ。さらに13分、伊藤が右サイドを駆け上がってグラウンダーの速いボールを供給するも、ニアに飛び込んだ前田、さらにファーサイドに飛び込んだ長友ともに合わせられず。

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 その後、前半途中からクロアチアのペースに。左右のサイドから高さを生かしたボールが幾度となく日本ゴールを襲うが、GK権田がファインセーブを連発。DF陣も対応していく。すると30分過ぎ、セカンドボールへの反応が良くなった日本が相手陣内でボールをキープする時間が増える。

 迎えた43分、日本は右サイドでのパス交換から、ボックス外の堂安律が速いボールのクロスを上げると、ファーの吉田麻也が足を伸ばして折り返したところで前田大然が反応して左足を振り抜き、貴重な先制点を挙げ、前半を1点リードで折り返した。

 しかし後半開始早々、日本は55分、中央右でボールを持ったデヤン・ロブレンからペナルティエリア内にクロスが送られると、精度の高いボールを中央のイバン・ペリシッチがピンポイントで合わせ、ゴール右隅へ。冨安健洋と伊東純也の対応が間に合わず、ペリシッチに思い通りの同点ヘッドを許してしまう。

 すると64分、日本は前田に代えて浅野拓磨。さらに長友に代え、三笘薫を投入して攻勢を図る一方、75分には疲れの見える鎌田に代えて酒井宏樹を入れて守備を整える。87分には堂安を下げ、南野拓実を投入するも、一進一退のまま延長戦に突入。日本は延長後半開始からスペイン戦で決勝ゴールを挙げた田中碧を投入し、最後まで果敢に勝利を狙っていた。

 日本は前回のロシアW杯では、決勝トーナメント1回戦でベスト8進出を懸けベルギーと対戦。後半途中まで2点をリードするも、69分から立て続けに3ゴールを決められて悪夢の逆転負けを喫している。ワールドカップの悔しさは、ワールドカップで晴らすしかない。「ベスト8」を目標に掲げ、厳しいグループステージをチーム一丸となって強豪を撃破してきた自信と勢いでクロアチアに挑んだが、前回準優勝国の壁を打ち破ることはできなかった。

 森保監督は自らが日本代表に選出された1993年、翌94年のW杯アメリカ大会のアジア最終予選で、まさにこのカタールの地で選手として「ドーハの悲劇」を味わっている。あれからまもなく30年。監督としていま、この地、今大会でファンに届けたのは、悲劇ではなく「ドーハの歓喜」。残念ながら今大会での悲願のベスト8進出こそならなかったが、世界のトップとの差が着実に縮まっていることを示し、世界を驚かせたことに間違いはない。(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)

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