中国各地で、ゼロコロナ政策の緩和の動きが進んでいる。
【映像】規制緩和が進む中国各地の様子
上海市では5日から、地下鉄やバス、公園、屋外の公共施設を利用する際に陰性証明の提示を求めなくなるなど、規制を一部緩和した。ただ、駅構内などに入る際にはこれまで通り場所コードをスキャンする必要があり、市民らが通勤する姿に変化はない。
一方、上海市内ではきのう、6月のロックダウン解除以降最多となる565人の新規感染者が確認された。新たに65カ所が高リスクエリアに指定され、封鎖されるなど厳しい管理が続いている。
山東省では、5日から病院や学校などの公共施設を除いて陰性証明の提示義務が撤廃された。浙江省杭州市などでも定期的なPCR検査を求める、いわゆる“常態化”が撤廃され、公共交通機関での陰性証明のチェックを取りやめる。
広告の後にも続きます
先月感染者が急増した重慶市では、オフィス街やショッピングモールが再開するなど、全国的にゼロコロナ政策の緩和が進んでいる。また、iPhone工場を巡り混乱が起きた河南省鄭州市では、ネットカフェやゲームセンターなど娯楽施設の営業再開が許可された。(ANNニュース)