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バイデン大統領が呼びかけ「プーチン氏と話し合いたい」戦争終結なら中国はどう動く?

アサ芸Biz

 CNNが、ウクライナ空軍報道担当者の談話として、ロシア軍による首都キーウや州都などへのミサイルやドローンによる攻撃がここ1週間ほぼ途絶えている、と報じたのは2日のこと。担当者の発表によれば、先月23日にはウクライナ全土を標的にした巡航ミサイル約70発もの大規模な攻撃があったものの、それ以降の大規模攻撃は記録されていないというのだ。

「地元テレビの取材に対し同報道担当者は、ロシア軍がイランから調達した攻撃型ドローン『シャヘド』を使い尽くした可能性があると指摘。1700機ほどを追加発注したものの、まだ届いていないのではないかと予測しています。これが事実なら、ロシア軍の兵器切れ、弾切れは切羽詰まっており、いよいよこの戦争の先が見えてきたとも考えられるでしょう」(全国紙記者)

 そんな背景もあってか、米国のバイデン大統領は1日、訪米中のマクロン仏大統領との共同会見で、「プーチン氏が実際に戦争を終わらせる方法を見つけようとしているのなら、対話の用意がある」とコメント。「その際はNATO諸国と協議し、喜んでプーチン氏と話し合い、考えを確認したい。だが今はその気はないようだ」と、対話の窓は開かれていると付け加えた。

「これが実現すれば、ロシアウクライナ侵攻後、初めての米ロ首脳による直接会談となるわけですが、気になるのは中国インドの動きです。中国は開戦前の2月に行われた中ロ首脳会談の際、『失われたロシアの地域を取り戻す』という名目の“軍事作戦”を行うと聞かされていたといいます。中国は否定するでしょうが、その基本的考えは台湾問題を抱える中国とも一致しており、その後もロシアに対し経済的支援を続けるなど、友好関係を継続しています。その中国が、台湾問題で緊張関係にあるアメリカ主導の終戦合意に賛同するとは到底思えません。さらにインドのポジションも微妙です。印ロ両国の関係は冷戦時代にさかのぼり、現在もインドにとってロシアが最大の兵器供給国。そのためインドは、ウクライナ侵攻を明確に非難するのを避けてきたんです」(同)

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 昨年、インドを訪問したプーチン大統領は、両国の軍事・エネルギー関係強化を強調。ロシアに対し欧米がロシア産原油の禁輸措置を科した以降も、ロシアはインドに対し割引価格での原油供給を増加させている。

「そんなこともあり、インドは安全保障上は米国との関係強化を図る一方、ロシアを非難するよう求める米国の呼び掛けには、まったく応じていません。つまり、仮にプーチンが『戦争終結』の意思を示したとしても、その条件合意の落としどころとして、西側と中国、インドのパワーバランスの難しさが浮き彫りになる可能性が高いのです」(同)

 さて、開かれた「対話の窓」を前に、プーチン氏はどう動くのか。

(灯倫太郎)

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