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古参YouTuberたちが続々と活動終了や解散を発表 YouTuberにとっての「幸せな幕引き」を考える

Real Sound

動画サムネイルより

 11月5週目~12月1週目にかけて、はなおでんがんとヴァンゆんがコンビでの活動を終了することを動画で発表し、大きな注目を集めた。YouTuberのなかで古参である2組に何があったのか……。古参YouTuberたちの活動終了理由から、YouTuberにとっての幸せな幕引きについて考えてみたい。

参考:【写真】活動休止の理由を語るヴァンゆん

 まずは、はなおとでんがんによるコンビYouTuber・はなおでんがんが、2023年3月にコンビを解散することを発表すると、この動画がYouTubeの急上昇にランクインした。11月27日に結成8周年を迎えたばかりのはなおでんがんは、理系大学出身という学歴を活かした「文系でも楽しめる理系動画」などが人気を博し、チャンネルの登録者数は174万人を突破している(2022年12月4日時点)。

 「そろそろ、それぞれの道に羽ばたく時がきた」と話すはなおによると、もともと解散は2024年に予定していたという。1年早く解散することにしたのには、はなおの「やり切った」という気持ちと、「次のフェーズにいきたい」という思いがあると説明。ふたりが今年で30歳を迎えたことも、解散の理由のひとつになったようだ。はなおによると、でんがんやスタッフの中からは「続けたい」という意見が挙がったとのこと。しかしはなおは、目標がないなかでチームに留まるより、それぞれが次に目指すものを早く見つけ、新しいキャリアに飛び立ってほしいと、解散を選んだ理由を話している。

 はなおでんがんは同動画で、3月19日に最後のファンミーティングの開催を予定していることも発表しているが、くじ引きの結果、ファンミーティングの翌日に解散することに決定。今後は、でんがんは夫婦チャンネルと個人チャンネル『日常でんがん』の運営を続け、教育系YouTuberとして活動予定とのこと。はなおは「一から自分のキャリアを積み上げていく」と述べている。

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 元V系バンドマンのヴァンビと元アイドルのゆんによるエンタメYouTuberコンビ・ヴァンゆんは、12月1日に投稿した動画で、今年いっぱいでコンビとしての活動を無期限休止することを発表した。ヴァンビとゆんは、2018年7月に「ヴァンゆん」として活動を開始。歌手デビューやバラエティ番組、ドラマへの出演を重ね、人気YouTuberとしての地位を確立し、チャンネル登録者数は217万人に達している(2022年12月4日時点)。 

 昨年のクリスマスにはチャンネル登録者数250万人を目指し、ヴァンビがゆんとの結婚をかけた生配信が大炎上。その後は、ゆんが体調不良を理由に活動を休止するなど、厳しい状況に追い込まれた。チャンネル登録者数や再生回数が伸び悩むなか、ヴァンゆんは動画のジャンルをエンタメからコントに変更。その結果、再生回数100万回を超える動画が続々と誕生するなど、チャンネルは息を吹き返したところだった。

 ふたりは今回の動画の中で、エンタメからコントへの変更について「間違いではなかった」「やりがいを感じてやっていた」としつつも、「第一線から遠ざかっている」と発言。ふたりがともに「これがYouTuberとしての正解なのか」という思いをもっていたことから、「ワクワクすることに挑戦していきたい」と、別々の道を歩むことを決断したという。今後は、ヴァンビはクリエイターとして表に出ながら、裏方としてプロデュース業や育成にも挑戦。ゆんは個人チャンネル「ゆんちゃんねる」の登録者数100万人達成を目標に、活動していくとしている。

 古参YouTuberたちの解散や実質的な活動休止を振り返ると、8月に禁断ボーイズが7年間の活動に終止符を打ったことは記憶に新しい。禁断ボーイズは、昨年9月にリーダーのいっくんが脱退、同時に田中が活動休止を発表した。活動を続けていたメサイヤとモーリーが活動への限界を口にすると、田中が新リーダー・たっつんを引き入れ、3か月限定で「オワコンボーイズ」に改名。4人でチャンネル登録者数200万人を目指して奮闘していたが、残念ながら目標達成とはいかず解散となった。

 9月にはアバンティーズが活動11年目にして無期限活動休止を発表したことも、大きなニュースとなった。幼なじみ4名で結成されたアバンティーズは、2019年にエイジが休暇で訪れていたサイパンで水難事故により帰らぬ人となる悲劇が起きた。残されたそらちぃ、ツリメ、リクヲで活動を継続していたが、リクヲが留学のために昨年10月からグループでの活動を休止。以降はそらちぃとツリメで、試行錯誤しながらアバンティーズを守り続けていた。活動休止を発表した際には、ツリメが心の病を患っていることが明かされ、ツリメが治療に専念できるよう、無期限での活動休止を選択したと説明している。

 一時代を築いた古参YouTuberたちは、新世代YouTuberの台頭や新型コロナウイルスの感染拡大による活動縮小、芸能人のYouTube参入など、幾つもの壁にぶつかり、乗り越えようと奮闘してきた。志半ばで表舞台から退くYouTuberが多いなか、はなおでんがんの「やり切った」という理由での解散や、ヴァンゆんのチャンネル再生成功からの無期限活動休止は、YouTuberにとっては幸せな幕引きなのではないだろうか。

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