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余命宣告を受けた父親と息子の“家族探しの旅” ウベルト・パゾリーニ監督7年ぶり新作公開へ

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『いつかの君にもわかること』©2020 picomedia srl digital cube srl nowhere special limited rai cinema spa red wave films uk limited avanpost srl.

 『おみおくりの作法』のウベルト・パゾリーニ監督が7年ぶりに監督・脚本を手がけた映画『Nowhere Special(原題)』が、『いつかの君にもわかること』の邦題で2023年2月17日に日本公開されることが決定した。

参考:ガブリエレ・ムッチーノ監督が描く愛の物語 『離ればなれになっても』12月30日公開決定

 窓拭き清掃員として働く33歳のジョンは若くして不治の病を患い、残された余命はあとわずか。シングルファーザーとして男手ひとつで4歳のマイケルを育ててきた彼は、養子縁組の手続きを行い、息子の“新しい親”を探し始める。理想の家族を求め、何組もの“家族候補”と面会をするが、人生最大の決断を前に進むべき道を見失ってしまう。そんな彼は、献身的なソーシャルワーカーとも出会い、自分の不甲斐なさに押しつぶされそうになりながらも、息子にとって最良の未来を選択しようとする。

 日本でわずか1館での公開から最終的に100館を超え異例のロングランヒットを記録した『おみおくりの作法』のパゾリーニによる7年ぶりの監督作となる本作。父親のジョンを演じたのは、『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』のジェームズ・ノートン。本作がデビュー作となったダニエル・ラモントがマイケル役を演じた。

 パゾリーニ監督はメロドラマや感情主義とは距離をおいた、繊細かつ“控えめ”な撮影手法を採用。余計な情景描写や登場人物の会話などを極力排することによって、父子の心情の移ろいを丁寧に描き出そうとしたのは、敬愛する小津安二郎の影響を受けているという。本作では自らの死と向き合う父親が、愛する息子と“新たな家族”を探す物語を通して、全く異なる視点から再び生と死という普遍的なテーマを描く。

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 あわせて公開されたメインビジュアルには、父親のジョンと息子のマイケルが、青いベンチに並んで座っている姿が切り取られている。(リアルサウンド編集部)

 
   

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