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アップアップガールズ(仮)[ライブレポート]関根梓が復帰した完全体アプガ(仮) 「信じてついてきてください!」

Pop’n’Roll

アップアップガールズ(仮)が、12月3日(土)に神奈川・YOKOHAMA BAY HALLにてワンマンライブ<アップアップガールズ(仮) サバイバルアップアップガールズ>を開催した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

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今年6月から体調不良で無期限活動休止だったリーダーの関根梓が11月にグループに復帰し、本公演からフルでパフォーマンスに参加。5月3日以来、約7ヵ月ぶりとなる、メンバー8人による完全体のアプガ(仮)の単独ライブが敢行された。ライブでは、新衣装のお披露目や、12月27日(火)に発売されるトリプルA面シングル『立ち上がループ/パリガッ/プールサイドモンスター ~情熱編~』から「パリガッ」が初披露されるなど、初物づくしのアプガ(仮)のライブが繰り広げられた。

会場のYOKOHAMA BAY HALLは、前回9月23日に<アップアップガールズ(仮) ツアー2022 アップROCKチョッパー ツアーファイナル>としてライブが行われた場所。その公演は、古谷柚里花、鈴木芽生菜、工藤菫、鈴木あゆ、小山星流、青柳佑芽、住田悠華という2021年からグループに加わった7人のメンバーで行われた。今回のライブは、カムバックした関根も加わったメンバー8人によるアプガ(仮)の、同会場でのリベンジマッチと言ったところだ。

完全体となったアプガ(仮)を応援すべく、会場には大勢のファンが詰め掛けている。ファンのボルテージが高まる中、新衣装の8人のアプガ(仮)がステージに登場すると、ライブは「今日も私が冴え渡る」から爽快にスタート。彼女たちは、レーザーのまばゆい光に包まれながら元気いっぱいにパフォーマンスする。続けて「Up↑Up↑Up↑」を歌唱し、まだまだ前進していくアプガ(仮)の思いを観客にしっかりと届けた。

MCタイムで“ついに、8人完全体での単独ライブスタートしましたー!”と古谷が声を上げ、メンバーは自己紹介を行っていった。

ライブに戻ると、すでにエンジンのかかった状態のアプガ(仮)は、演歌フレイバーのパーティチューン「上々ド根性」を投下。8人体制始まりの曲「一歩目のYES!」で会場をフレッシュな空気に包み、8人体制で再録音し11月30日に配信リリースした「キラキラミライ」を歌唱。キラキラ輝く新衣装のメンバー8人は、明るい未来の希望感を、力いっぱいの歌とダンスで観客に伝えた。

さらにアプガ(仮)は、Base Ball Bearの小出祐介が楽曲提供した「Beautiful Dreamer」、夢に向かって真っ直ぐに突き進んでいく思いを歌う「ストレラ!〜Straight Up!!〜」を披露。メンバー8人は、理想の未来を目指す気持ちが込められた「Da Dan Dance!!!!!」を歌唱しファンとともに楽しい空間を作っていった。

ここで彼女たちは、12月27日に発売されるニューシングルから新曲「パリガッ」を初披露。ソカの跳ねるビートが印象的な新曲は、冬でも大変なことがあってもいつでもアガっていこうというポジティブさ全開のパーティチューン。パーティガールズとなったアプガ(仮)は、熱気に満ちたパフォーマンスで会場をヒートアップさせた。

ここからは5曲連続披露のノンストップゾーン。メンバー8人は、パワフルな攻めのナンバー「サバイバルガールズ」で渾身のダンスを見せる。そして、今年のアプガ(仮)の夏曲で、このたび関根の歌とフラメンコギターが加わりさらにパワーアップした「プールサイドモンスター 〜情熱編〜」をドロップ。常夏状態で盛り上がる会場に、彼女たちは「愛愛ファイヤー!!」「BIG BANG」とアゲ曲をたたみ込む。「ジャンパー!」では、メンバーと全観客が一緒に打点の高いジャンプを飛びまくった。

ライブもいよいよラストスパート。メンバー8人は「アルストロメリア」を披露する。何度でも立ち向かっていく強い思いを全力で歌い、「FOREVER YOUNG」で、いつまでも一緒にがんばり続けようというメッセージをファンに届けてライブ本編は終了となった。

観客の強烈な拍手に応えて、メンバー8人はアンコールのステージに戻る。すると関根が休養から復帰にあたっての思いを赤裸々に語っていった。

“関根梓個人の話をすると、今年の6月頭に急に活動を休止しますとみなさんに連絡をしてしまい、ほんとに申し訳ありませんでした。でも関根がいない間に、メンバーが新しいライブの作り方を見せてくれて、すごく頼もしいなと思いました。それをアプガファミリーのみなさんが楽しんで一緒に作ってくれてる光景がすごくうれしかったです。正直、活動を休止したときはメンバーのことが心配でした。体調が戻ってないときに、戻らなきゃって思ったこともあります。でも、みんながアプガ(仮)のメンバーの顔になってて頼もしくて、私も安心して休むことができました”とメンバーのがんばりのおかげもあって、ゆっくり療養ができたことを語る。

ここからは復帰に向けての話が語られる。“私は、9月23日にこの会場でサプライズで出てきて復帰しますって言ったんですが、リハーサルをしていく中で、最初は、新しく変わっていくアプガ(仮)のいろんなことに対して、関根自身どう馴染んでいったらいいのか掴めない部分があったんです。でも、メンバーみんなが、ライブをどうしていきたいか、アプガファミリーのみなさんをどう楽しませたいかというのを、強く強く願うようになっていたんです。それを念頭に置いたリハーサルを行うことができて、最近毎日がほんとに楽しいんです”と、今回のライブに向けて充実したリハーサルができたことを口にした。

ただ、ここに至るまで万事快調というだけではなかったことも語った。“もちろんね、いろんな壁があるんですよ。でも以前と違うのは、問題点があると前はひとりで引っ張っていかなきゃって思ってたんです。けど、今はメンバーと相談したいなと思うし、メンバーと乗り越えたいなって気持ちが強くなりました。今日のライブも、中盤戦から終盤戦にかけてみんなを心配するという気持ちもいらなかったし、関根自身もすごく曲に集中できました。久々に、メンバーと一緒にアドレナリンがどんどん上がっていく感じを体感できて、最後にお辞儀したら頭真っ白になっちゃいました(笑)。それくらい、無我夢中にできてるってすごく幸せだなと思いました。なにより、その空間を私たちが歩めるように愛を届けてくれているアプガファミリーのみなさん、ほんとにありがとうございます。みなさんのおかげで、2022年を乗り越えることができそうです”と波乱に富んだ1年も、とてもいい形に着地できた喜びを涙まじりに伝えた。

さらに関根は“今日という日をアプガ(仮)に分けていただきありがとうございます。これからも私たちアプガ(仮)は、みなさんのことを、まだまだ楽しい夢、大きなステージに連れていきたいと思ってます。私たちが、みなさんをずっと信じ続けさせます。これからもがんばっていくので、信じてついてきてください!”と、これからの熱い思いをしっかりとファンに伝えて会場は大きな拍手に包まれた。

そして、アンコールのナンバー「サイリウム」が披露される。ピンスポットのライトに照らされた関根がアカペラで歌唱し、メンバーと観客がペンライトを掲げるとサウンドが流れ楽曲が本格的にスタート。出会いの奇跡が綴られた歌詞を、メンバーは気持ちを込めて歌っていく。彼女たちと観客が描き出すペンライトの光の波はエモく美しい。会場は清々しいまでの高揚感に包まれて、これまでに無い新しいアプガ(仮)の一体感をメンバーとファンが作り上げてライブはフィニッシュとなった。

完全体となったアプガ(仮)のパワーはとにかく強力だった。復帰に向けて努力を続けた関根のど根性感。関根不在の間、必死にがんばり続けた7人のメンバーの力。8人それぞれが培ってきた成果が、今回のライブの迫力とエモさと感動に表れていた。体制を整え新たなスタートラインに立ったアップアップガールズ(仮)。熱いパワーで前進していく彼女たちの2023年の活躍に期待してほしい。

 
   

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