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ある日突然『発達障害グレーゾーン』になった…「怠慢」「甘え」と疎まれる“生きづらさ”を描いた漫画が染みる…

Walkerplus

ある日突然「発達障害グレーゾーン」の“特性”があると言われたら?「甘え」「怠慢」と疎まれる“生きづらさ”を描いた漫画をSNSで発表している漫画家・クロミツさん。「同じ悩みを抱えている人がいることを知ってほしい」との思いから執筆した漫画『灰低 生きづらい+グレーゾーン』について話を聞いた。


■発達障害グレーゾーンの特性を持つ人の“生きづらさ”を描く

本作「発達障害グレーゾーン」はどのような内容なのだろうか。

「“発達障害グレーゾーン”の特性を持つ人の、社会や日常で抱えている“生きづらさ”を描いていくエッセイ漫画です。生きづらさに絶望するのではなく、そこからいかに活路を見出していくかを描いていきたいです」

発達障害グレーゾーンの特性については、「説明は難しいのですが…」と前置きしつつ、「発達障害の症状があっても基準を満たさず診断が下りない状態の人のことです。発達障害の特性を持った“ギリギリの健常者”といったところでしょうか」と教えてくれた。

■グレーゾーン体質は“現在進行形”。同じ悩みを抱えている人がいることを知ってほしい

本作はクロミツさんの実体験を描いている。漫画の反響はどうだったのか。
     
「徐々にですがSNSのフォロワーや漫画の読者が増え、驚きと喜びが半々といった感じでした。これまでさまざまなジャンルの漫画を描きましたが、『コミックエッセイ』という手法が自分にとって正しい表現方法だと感じました」

とはいえ、デリケートなテーマでもある“発達障害グレーゾーン”。この話題を扱う意義については、「これまでは“意義”について意識したことはありませんでした。ただ、人に理解されにくい悩みを描くことで、漫画を読んだ人にこの特性について知ってもらえることと、同じ特性を持った方たちと思いを共有できるという意味では、“意義”があるのかもしれません」と作品への思いを吐露した。

これまでクロミツさんは、仕事を真面目に取り組めば取り組むほどミスや失敗が増え、上司から「やる気がない」「注意力がない」「努力不足」と、疎まれることが少なくなかったという。「その度に自分は“ダメ人間”だと思い込んで自分を責めてばかりいました」と視線を落とした。

■自分が苦労したからこそ、この“特性”を知ってもらうための漫画を描きたい

「グレーゾーンの体質なのでミスが起きるのは今でもあって“、辛いのは現在進行形”」なのだと強調するクロミツさん。そして、周りにはなかなか相談できないこと、相談しても「甘え」「怠慢」だと片付けられてしまうような悩みを抱えている人はたくさんいるはずだと語る。何より「この特性について多くの人に知ってほしい」と、本作への想いを語った。


画像提供:クロミツ(@kuromitsu1510)
 
   

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