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山田尚子×吉田玲子が手掛けるオリジナルアニメーション映画 『きみの色』2023年秋公開

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『きみの色』©2023「きみの色」製作委員会

 山田尚子監督、吉田玲子脚本のオリジナル長編アニメーション映画『きみの色』が2023年秋に公開されることが決定。あわせてスーパーティザーPVが公開された。

参考:『ブルーピリオド』で重要な役割を担う吉田玲子 アニメ演出家も絶賛するその作家性と技術

 本作は、サイエンスSARUが制作・プロデュースを担当するオリジナル長編アニメーション作品。思春期の青春をテーマとし、少女たちそれぞれが向き合う自立、葛藤、恋の模様が描かれる。

 監督を務めたのは、2011年に公開され興行収入19億円の大ヒットとなった『映画けいおん!』や、第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞のほか、2017年アヌシー国際アニメーション映画祭長編コンペティション部門に入選の『映画 聲の形』で監督を務めた山田。

 脚本を務めたのは、スタジオジブリ、京都アニメーションの数々の大ヒット作品を手掛け、山田監督とは『けいおん!』シリーズ以降、幾度となくタッグを組んできた吉田。音楽は、『映画 聲の形』『リズと青い鳥』など山田監督作品のほか、『チェンソーマン』のサウンドトラックを手掛ける作曲家の牛尾憲輔。『君の名は。』『天気の子』、『すずめの戸締まり』など新海誠作品を手掛けたSTORY inc.が企画・プロデュースを担当する。

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 山田監督は『きみの色』の始まりについて、「人の外側と内側、そこから生みだされるそれぞれのかたちを描いてみたいというところから始まった」と明かした。そして吉田が山田監督の描きたい内容を聞き、脚本を作り始めた。

 吉田は「“色が見える女の子”というのは山田監督のアイディアで、すごく映像的で面白いなと感じました。繊細な心模様と、そこに寄り添うような監督の演出を今回もとても楽しみにしています」と本作に期待を寄せた。その脚本に対して、山田監督は「吉田さんの書かれる彼らの物語はとてもやさしく、そしてとてもチャーミング」という印象を持ち、「音楽を通じてお互いに共鳴していく主人公たちの、やわらかく力強い足取りを描いていきたい」と作品完成へ向けて抱負を語った。

■コメント
・山田尚子(監督)
人の外側と内側、そこから生みだされるそれぞれのかたちを描いてみたいというところから『きみの色』は始まりました。
人はきっと、その時向いている方向に進んでいくわけで、それが前であっても後ろであってもどちらでも成り立っていくと思うのですが、できれば前に進んでいきたい。
音楽を通じてお互いに共鳴していく主人公たちの、やわらかく力強い足取りを描いていきたいと思っています。
吉田さんの書かれる彼らの物語はとてもやさしく、そしてとてもチャーミングです。
悩んだり、何かを変えようとするときに起こる摩擦は、これからを切り開いていくためのとても大切な成長痛であって、その痛みがそれぞれの人が放つ色になっていくのかなと思うのです。
たくさんの色が出会って、混ざり合った先にはどんな色の世界が待っているのでしょう。
絵具を混ぜるパレットのような、または光を集めて分散させるプリズムのような、そんな物語を描いていきたいと思っております。
よろしくおねがいいたします。

・吉田玲子(脚本)
『きみの色』は、山田監督の「こういうことやりたいなぁ、こういう子たちを描きたいなぁ」というメモをいただいて、そこから脚本を作り始めました。
“色が見える女の子”というのは山田監督のアイディアで、すごく映像的で面白いなと感じました。
山田監督の作品は、登場人物たちがおずおずと手と伸ばし扉を開いていくような感じがあって、今回もその感覚を大切にしました。そこにある世界と、自分。そこにある現実と、自分。触れると痛いような傷ついてしまうようなものの中で、楽しさや愛しさや生命力を見出していくことを意識しながら書きました。繊細な心模様と、そこに寄り添うような監督の演出を今回もとても楽しみにしています。
『きみの色』はある意味、原点に戻ったようでもあり、今までの集大成的な面もありながら、さらに新しく踏み出していけるような作品になるのではないかと思っています。
光の当たり方によって、濃く見えたり、淡く見えたりはしますが、誰もが自分の『色』を持っていると思います。観てくださった方が、それぞれの「色」を愛おしく思えるような映画になっていると、うれしいです。
(リアルサウンド編集部)

 
   

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