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『シコふんじゃった!』葉山奨之・伊原六花・竹中直人・清水美砂インタビュー「伝説的映画と新時代の相撲ドラマの融合」

ガジェット通信

清水:映画の時私は20歳だったんですね。それから30年経って、私も色々と経験しました。母になり…特に日本を離れて海外に行っていたのもあって、この作品に入るのが、すごく心配だったんです。まず、あの時の夏子のヒロイン的なイメージとは全く違うイメージになっているので。でも、それはそれで、面白いものができるんじゃないかなって。気持ちを新たに挑戦することにしました。2人にお会いした時に、なんて自然な爽やかさがある方なんだろうって。もう(葉山)奨之君なんかね、いつも笑わせてくれて、コメディアン気質でとても助けられました。そうじゃなかったらカチコチに緊張していたかもしれない…。こういう風に、20世紀から21世紀に繋がって、この30年を演じさせていただけるのは、本当にありがたいことだなとつくづく感謝しています。

竹中:僕も感動しました。撮影現場で30年ぶりに清水さんにお会いした時、「うわあ、清水さん、全然、変わってないじゃん」って。

清水:竹中さんはね、必ず、「夏子!」って言ってくれるの。「Shall we ダンス?」の時は、夏子ではない役柄だったのに、それでも「夏子〜!」って。

竹中:夏子って良い響きだもん。あの頃に戻った感じだった。なつかしさでどきどきしたな。

葉山:その様子を近くで見させてもらっていたのですが、同窓会みたいで。僕ら若手もほっこりさせてもらっていました。

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――役柄の名前で呼んじゃうって素敵ですね。作品の中でもレジェンドですが、俳優としてもレジェンドなお2人だと思います。共演してみて、いかがでしたか?

葉山:六平(直政)さんも含めて、みなさん本当に百戦錬磨の方たちばかりなので、良い緊張感がありました。皆さんと一緒のシーンは「先輩の胸を借りるつもりでやるぞ」と、自分に言い聞かせていました。みなさんがいなかったら、このドラマは完成していなかったと思います。

伊原:すごく楽しかったです。撮影が始まる前から、みんなで練習をしていたのでチーム感はあったんですけど、やっぱり皆さんが現場に来てくださると、作品が転がるスピードが速くなる感じがあって。それは完成した作品を観ても思いました。絆と、仲間と、青春と……映画版とドラマ版の2つある感じがしていて、それが1つになって応援してもらっているシーンは、グッと来ます。

――伝説的な映画が、今らしい素敵なドラマに見事に融合されていて、本当に素敵でした。

伊原:融合の仕方がすごく自然ですよね。ドラマのキャスティングが「普段から本当にそのキャラクターなのかな?」というくらいあっていて。そこに出てくださっているOB ・OGの皆さんが本当にすてきでした!

葉山:六平さん、すごかったですよね。

竹中:六平さん、本当によく喋る。

清水:あはは(笑)

葉山:全くうるさくは無いのですが、ひたすら喋っていらっしゃるので。控室もバラエティ番組3本分くらいの収録が入っているのかと思うくらい(笑)。

清水:昔は、あんな人じゃなかったですよね(笑)。

竹中:うん!昔は静かな人だったんだ。メジャーになってから、テンション上げ上げの人に変貌したんだよ。これは本当だよ!(笑)

清水:そういうことかぁ(笑)。

葉山:
一番びっくりしたのが、周防さんが現場にいらっしゃるときだけ、六平さんは無口になるんです。

伊原:「緊張する」とおっしゃっていました。

竹中:え?!嘘っ?! 六平さんが緊張なんて絶対あり得ない!

葉山:本当に素敵な先輩です。

――改めて『シコふんじゃった!』の物語の魅力って、どんなところにあると思いますか?

葉山:とことんスポ根が描かれているところです。これを機にスポーツ界、エンタメ業界が盛り上がってくれたらいいなと思いますし、友情、夢、色々な要素が詰められていると思います。

伊原:テーマとなっているものは、どの時代にもみんなが熱くなれるものだと思います。今回は新しく女子相撲という要素も加わっていますが、根本的なことはそのままで、新しい要素が加わっていくことが素敵だなと。

――今、女子相撲やっている子も嬉しいだろうなと思いました。

葉山:相撲=男性じゃなくて、女性もあるんだよってことを知ってもらいたいし、なおかつ性別問わずという時代になっているので。今の時代をすごく感じます。

清水:色々と時代が変わっている中で、しっかり違う『シコふんじゃった!』が生まれている面白さが素晴らしいと思います。昔は、(間宮)正子が最後にまわしをつけて相撲の試合に出るんですけど、彼女が女性で相撲をとるのは初めてだったわけですよ。葛藤があって、涙を堪えながら撮影してらしたのね。でも、今は時代が変わって女子相撲も活発になって。彼女(正子役の梅本律子さん)も、この作品を見てきっと喜んでいると思う。あの時の涙は無駄ではなかったっていうね。

――世界同時配信となりますので、海外の方からの反応も楽しみです。

清水:絶対に海外の人、好きだと思う!

一同:そうですよね!

清水:『キル・ビル』だって力士の人たち出てくるじゃない。まぁ、おもしろおかしくは描かれているけど。でも、奨之君も六花ちゃんも真剣になって青あざを作って、ボロボロになって試合とっていましたので。世界の人は感動してくれると思います。

竹中:すごいね。世界中で声、かけられちゃうかもね。

葉山:そんなことがあったら本当に光栄です!

――本作は素敵な青春を感じられる作品です。みなさんが今まで青春を感じたいちばんの瞬間は、いつでしたか?

葉山:今回の撮影は青春だなと思いました。みんな、相撲を基礎から一緒に練習して、同じチームメイトになって、後半は本当に部活をやっている気持ちでいたので。作品の中ではありながら、もっと深い所に入れた気がしています。最後の大会も、ストーリーは決まっているけど、本当にみんなを応援したい気持ちになりました。

伊原:私も同じですね。この撮影が青春です。

葉山:いや、あなた「バブリーダンス」やっていたでしょ!

伊原:ダンスも青春だったんですけど(笑)。ただ、休みがなかったので、花火をしたり海に行ったりできなかったんです。今回、撮影で海に行ったり、バーベキューしたり、恋バナしたりっていうのが、すごく楽しくて、すごく青春を感じました。

清水:私は16歳から、ずっと大人と仕事をしていて…とにかく、女優として確立したいという思いで、とにかく必死で、ずっと走ってきていたので、あまり青春は無かったかもしれないですね。だからこそ、こうやって彼らが青春を感じているときに、自分も一緒に青春を感じて嬉しくなっちゃいます。外から一緒に体験している気持ちで、すごく嬉しく見ていました。

竹中:僕には青春なんてないですね。ないない。考えたことなかったもんね(笑)

葉山:30年前の『シコふんじゃった。』の撮影は、青春っぽくなかったですか?

竹中:いや、みんなキラキラしていたよ!まわし姿でね、みんな地面にゴロゴロゴロゴロ転がってた。「暑いよ〜暑いよ〜」って言いながら(笑)その姿がとても可愛くて、これが青春だって思ったよ!

清水:そうだよね(笑)。

――ぜひ本作で多くの方に青春を体験していただきたいと思います。今日は素敵なお話をありがとうございました!

撮影:オサダコウジ
ヘアメイク:近藤あかね(MARVEE)(葉山)、面下伸一(FACCIA)(伊原)、和田しづか(竹中)、佐々木博美(清水)
スタイリスト:李靖華(葉山)、米原佳奈(伊原)、伊島れいか(竹中)、勝俣淳子(清水)

ディズニープラスオリジナルドラマシリーズ『シコふんじゃった!』
ディズニープラスで独占配信中 (C)2022 Disney

原作・総監督:周防正行
監督:片島章三、後閑広、廣原暁、植木咲楽
脚本:鹿目けい子
出演:葉山奨之、伊原六花、佐藤緋美、高橋里央、森篤嗣、高橋佳子、佐藤めぐみ、手島実優、福松凜、樫尾篤紀/竹中直人、清水美砂、田口浩正、六平直政、柄本明
企画・制作プロダクション:アルタミラピクチャーズ

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