top_line

気持ちいい!サクサク進む爽快パズルゲーム
「ガーデンテイルズ」はここからプレイ!

神社の本殿にあるご神体は神様なの?【神社の話】

ラブすぽ

神社のご神体って神様なの?

お寺の場合、本堂に入れば正面奥の壇に仏像が安置されているので、秘仏でないかぎりそのお寺の本尊が何であるのかすぐにわかります。ところが、神社の場合、ご祭さい神じんが祀られている本殿の中を拝見することはできません。それどころか、本殿そのものさえ拝殿に隠されてその外見を拝することもままならいことも少なくありません(それについては第10項で述べます)。仮に本殿に入ることが特別に許可されたとしても、そこに祀られているのがどんな神様なのか、きっとわからないはずです。なぜなら、そこに奉安されているのは鏡や剣であったりするからです。この本殿に奉安されている鏡や剣がご神体( 御霊代ともいいます)です。

神様は霊的な存在なので、神様が見せようとなさらないかぎり、人はその姿を見ることができません。そこでお祀り(お祭り)を行なう際には、神霊が宿るための依よ り代しろを用意します。野外でのお祭りのように祭事がすんだ後、神様にお帰りいただく場合は神籬という仮設の依り代が用いられますが、神社の場合はずっといていただくた
めのものなので宝物に準じるものが依り代とされます。これがご神体です。

どのようなものをご神体とされるかは、その時々の事情によって異なるので一様ではありません。鏡・剣・勾玉が一般的ですが、神像*や御幣ということもあります。なかには山や滝をご神体とする神社もあります(奈良県の大神神社や埼玉県の金鑚神社、和歌山県の飛瀧神社など)が、それらは建物に入らないので本殿はつくられません。

『図解 神社の話』はこんな人におすすめ!

・神社とお祭りの関係性が知りたい!
・初詣はいつの時代から始まった行事なの?
・神社によって御利益が違うのはどうして?
と感じている方には大変おすすめな本です。

「神社には、どんな神様がお祀りされている?」「鳥居や狛犬にはどんな意味がある?」「犬や猫の神社があるってホント?」素朴な疑問で神社のディープな魅力がわかる!知っておきたい神社のキホンから、イザナギ、イザナミ、アマテラス、スサノオ、オオクニヌシなど、神社に祀られている祭神のこと、お祭りと神社の関係まで、神社と神様にまつわる知識をイラスト・図とともに解説しています。金運や縁結び、長寿など、さまざまな願いをかなえる最強の開運神社も紹介します。神社のキホンを知れば、神社参拝が楽しくなる!神社巡りのお供に最適な一冊です。

シリーズ累計250万部を突破した「図解シリーズ」の読みやすさ

広告の後にも続きます

図解シリーズは、右側に文章、左側に図解で解説という形で構成されているので、本が苦手な人にも理解しやすい内容です。

図解シリーズには、健康・実用だけではなく大人の学びなおしにピッタリな教養のテーマも満載。さくっと読めてしまうのに、しっかりとした専門家の知識を身につけることができるのが最大の魅力です!

気になる中身を少しだけご紹介!意外と知らない!お祭りと神社の関係性とは?

神道の特徴の1つとして、仏教やキリスト教のような聖典がないということがあげられます。『古事記』は聖典ではないのかと思われる方もおられるでしょうが、『古事記』も『日本書紀』も歴史書として編纂されたもので、聖典と呼べるものではありません。なぜなら、そこには聖典には不可欠な教義が記されていないからです。仏教やキリスト教は聖典を拠り所として教えを数十世紀にわたって伝えてきました。では、聖典をもたない神道は、どうやって教えを継承し広めてきたのでしょうか。

さまざまな要因が考えられますが、そのなかでも大きな役割を果たしたのが神道とお祭りです。神話を語り伝え、お祭りを繰り返し行うことを通じて、価値観や世界観を伝えてきたのです。とくにお祭りは「神話(時代)の再現」と「神様を喜ばせる」の2点で、神道の継承に重要な役割を果たしてきました。「神話(時代)の再現」は、ご祭神が出現した場所への神輿渡御や、神話を題材とした神楽、神話を語る祝詞など、お祭りによって方法は異なりますが、これによってご祭神が活躍した頃のことや神社が創建された時代を人々に想起させ、神道が理想とするものを伝えてきました。

一方、神様を喜ばせることは、災害などが起きないようにお願いする目的がありました。そして、供物や芸能の奉納などの歓待によって威力を増した神様の霊力を分けてもらうのでした。そして、神社はこうしたお祭りが行われる聖地なのです。もちろん、神社の外で行われるお祭りもありますが、神社という場があったからお祭りは維持されてきたのです。

  • 1
  • 2
 
   

ランキング(スポーツ)

ジャンル