【新日本】ゼイン&リンダマン価値ある5勝目 BUSHI&ティタンとの首位対決制す

『WORLD TAG LEAGUE 2022 & SUPER Jr.TAG LEAGUE 2022』大阪市中央体育館・サブアリーナ(丸善インテックアリーナ大阪)(2022年12月2日)
「SUPER Jr. TAG LEAGUE 2022」公式リーグ戦 ○アレックス・ゼイン&エル・リンダマンvsティタン&BUSHI×

　首位タイ対決となったゼイン&リンダマン組とBUSHI&ティタン組によるSUPER Jr. TAG LEAGUE公式戦は、熱戦の末にゼイン&リンダマン組に軍配。価値ある5勝目を手にした。

　ともに4勝1敗の首位タイで迎えた6戦目で激突。まずは人気者ゼインが見せ場を作り、リンダマンを飛び越えての馬跳び式ドロップキックを発射。そのままティタンの動きを止めて流れをつかんだ。

　負けじとティタン&BUSHIもリンダマンを捕まえ返して巻き返したものの、ゼインにタッチが渡ると再び躍動。巧みにティタンとBUSHIの同士討ちを誘いつつ、飛びつき式の雪崩式フランケン決めるなどしてトリッキーに反撃だ。

　ならばとティタンも、ゼイン得意の前方回転式フェイスバスターを、ネックスプリングで切り返す離れ業。さらには相手方をティヘラで場外へと追いやるや、スワンダイブ式プランチャで大ジャンプして場内も熱を帯びる。リング上でもBUSHIとのダブルインパクト式ミサイルキックも成功させてみせた。

　だが、リンダマンが飛び込んで決定打は許さない。逆にBUSHIを孤立させるや、ゼインのトラースキック→リンダマンのジャーマンの連係攻撃が鮮やかに決まる。立て続けにリンダマンがノータッチトペで飛翔してティタンを足止めするなか、「イタダキマス!」からの必殺TACOドライバーを繰り出したゼインがBUSHIから完璧な3カウントを奪ってみせた。

　首位攻防戦を制する価値ある5勝目で首位タイをキープ。リンダマンは「1位同士の対決。俺ら勝ったな。次は本当に見えてきたんじゃねえの、てっぺんが」と優勝への手応えを具体的に深めた。

　ゼインも「毎日俺たち人間は朝食、昼食、夜食を食べる。時には間食もする。俺たちに言わせればBUSHIとティタンは、俺たちにとってスナックや前菜程度の相手だった。このリーグ戦、まだ公式試合がいくつか残っている。リンダ、ゴールに到達するためには、もう一つも負けられないぞ。俺たちのゴールとは優勝して、存在するすべてのチームを生きたたま食うことだ! イタダキマス!」と“全チーム完食”を誓い、リンダマンも「仙台のディナーはトロフィーと牛タンだ、この野郎!」と最終戦・仙台での“勝利の晩さん”を見据えた。

【試合後のゼイン&リンダマン】
▼リンダマン「よし、来た! よーし! (ゼインに向かって片言の英語で)今日、BUSHI、ティタン、ナンバー1ね。ディス・ラン・セイム。1位同士の対決。俺ら勝ったな。次は本当に見えてきたんじゃねえの? テッペンが。おい、次の山口はYOH&リオ・ラッシュ組。(ゼインに向かって)YOH、リオ・ラッシュね」

▼ゼイン「(ちゃんと話を聞いていない様子で)ん?」

▼リンダマン「(ゼインに向かって片言の英語で言い聞かせるように)YOH&リオ・ラッシュチーム・イン・山口! あいつらもガンガン勝ってるからな。それでよ、俺はずっとYOHに対して言いたいことがあるって言ってここまで来たな。やっと山口でYOHに触れることになるな。2人の答えは試合後のリング上、もしくはバックステージコメントだ。おい、1試合で完結するような、そんな甘い感情じゃねえんだよ。俺はYOHに対して、いろいろ思っていることあるぞ。アレックス、プリーズ!」

▼ゼイン「毎日、俺たち人間は朝食、昼食、夜食を食べる。時には間食もする。俺たちに言わせればBUSHIとティタンは俺たちにとってスナックや前菜程度の相手だった。このリーグ戦、まだ公式試合がいくつか残っている。リンダ、ゴールに到達するためには、もう一つも負けられないぞ。俺たちのゴールとは優勝して、存在する全てのチームを生きたたま食うことだ! イタダキマス!」

▼リンダマン「仙台のディナーはトロフィーと牛タンだ、この野郎!」


【試合後のBUSHI&ティタン】
▼BUSHI「(頭を押さえながら)効いたぜ……。でもな、このリーグ戦、終わったわけじゃないぞ。いいか? 諦めるにはまだ早過ぎる! 可能性はまだ残っているはずだよ」

▼ティタン「アレックスとリンダマンに敗れた。プロレスではこんな結果になることもある。勝者がいれば必ず敗者がいる。今日は俺たちが敗者となった。だが、これはリーグ戦だから、まだチャンスは残っている。最終的にどんな形でリーグを終えるのか分からないが、俺とBUSHIは全力を尽くしている。だから満足できている。神がいる限り、俺は闘い続けることができる。NJPWのリングで結果を残すんだ。そしてL・I・Jの1人として、BUSHIの横でティタンは闘っている! BUSHI、やろうぜ! そうだ、パレハ!」