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森保一監督が温めていた秘策とは? スペイン代表戦で炸裂! サッカー日本代表を勝利に導いた英断

フットボールチャンネル

 ピッチ上で見られたのは、事前の発言通りのプレーの数々だった。試合直前まで別メニューでの調整を強いられていたため状態を心配されていたたが、冨安は「20分強くらい出られたので、いいコンディション調整になった」とあっさり言い切る。

「自分たちを過小評価せずに戦うステップに進んでもいいのかなと。コスタリカ代表戦は勝ち点『1』なのか『3』なのか微妙なところがあって、日本の力を出し切れなかった。(次からは)ノックアウトステージになりますし、しっかりと勝ちにいく。

こちらからアクションを起こすことも、日本が次のステップに進むことにおいて必要なことかなとは思いますけど、それをこのタイミングでやるのか、それともまた違うタイミングでやるのかは、チームとして共有しないといけない」(冨安)

 ドイツ代表とスペイン代表に勝ったことは決して偶然ではない。冨安は「日本の選手全員が持ってるクオリティを示せたと思います」と胸を張る。2試合とも先発した選手たちが堅実に試合を作り、交代選手のパワーで逆転勝利に持っていくという流れで日本代表の“勝ちパターン”を見出した。

 もしスペイン代表が攻勢に出てきたタイミングでジョルディ・アルバとアンス・ファティの勢いを止められていなかったら、同点に追いつかれたり、再逆転されたりした可能性は十分にあった。森保監督の英断と、交代選手のクオリティ、そしてここまでの戦いで築いてきた自信が日本代表を強くしたのである。

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 冨安は「実際、ドイツ代表戦やスペイン代表戦の後半は、ある程度やり合う形で戦って、実際に逆転できている。だからといって『力がある』と簡単に言えるわけではないですけど、次のステップに合わせて進まないといけない国だと思っています。そこはこの大会でも示せていけたらいいなと思います」とも述べた。

 苦しい流れでも大崩れすることなく、自分たちの力で逆転勝利を引き寄せた日本代表。その強さや積み重ねてきた自信を体現していたのが、冨安という選手の存在と森保監督の選手起用だった。

(取材・文:舩木渉)


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