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ニューヨークの駐車場事情。都心部の高級マンションの場合、立体自動駐車場が約4100万円以上

カラパイア


 ニューヨーク、マンハッタンの高級マンションの地下深くには、全自動の立体駐車場がある。狭い日本では自動で出し入れする立体駐車場自体珍しくないが、アメリカではかなり珍しく、ハイテクの部類に入るのだそうだ。

 だが驚くべきなのはその値段だ。1台あたりの利用料は、日本円にして4100万円以上が必要となる。郊外なら家を一軒買えちゃうくらいの、とんでもない高級駐車場なのだ。

 だがそれでもましな方で、1台あたり1億4000万円の駐車場も存在する。ここではニューヨークの駐車場事情をのぞいてみよう。



The Hi-Tech Parking Spot That Sold For $300,000 | CNBC Prime

1台の使用量が4100万円を超えるニューヨークの立体自動駐車場

 ニューヨーク市マンハッタンでは、この全自動パーキングが2つの高級マンションに設置されているそうだ。

 1つ目は、ニューヨークのグラマシー・パーク近くにある「121 East 22nd」という高級マンションの地下にある。高級マンション自体のお値段も高く、945万ドル(約13億円)ほどだ。

マンハッタンの高級マンション「121 East 22nd」 / image credit:DroneHub Media

 車の所有者は家とは別に駐車場を購入する必要がある。地下にあるこのマンションの駐車場のお値段は30万ドル(約4100万円)以上となっている。

 日本も東京の一等地はかなりのお値段だが、ニューヨークに比べればまだマシな方なのかもしれない。

 駐車のやり方は、まず駐車場の手前のブースで車を停めて、無線IDタグをかざす。

 ブースに設置されているボタンを押すと、1階下にある金属パレットが油圧リフトによって地上へと押し上げられてくるので、その上に慎重に車を乗せる。

 入り口に進入すると、車を正しく駐車するようメッセージが表示される。

 するとカメラが、車のドアがきちんと閉まっており、邪魔になるような人や物がないことを自動的にチェック。

 安全が確認されると、いよいよ車を載せたパレットが床下に吸い込まれる。途中、パレットは180度回転して、最後は24ある駐車スペースのうちの1つに静々と収まる。

 車を取り出すには、もう一度IDタグをスワイプするだけだ。巨大な自販機のような二階建てパーキングシステムが、2分15秒ほどで愛車をお届けしてくれる。

 なお出車のとき、車を出しやすいよう道向きに届けられる。外出時にいちいちバックしなくてもいいところが、アルフさんは気にっているという。

高騰するニューヨークの駐車料金

 この全自動パーキングシステムの販売会社クラウス・パーキング社の営業担当者によると、システムの設置費用は、1区画あたり5万~7万ドル(680万~950万円)であるという。

 それでもスロープや走行レーンが要らずスペースを最大化できるので、非常に効率がいいそうだ。

 アルフさんが購入した駐車場は4100万円だったが、電気自動車用のものならさらに高額で35万ドル(4800万円)する。

 また電気自動車であるかどうかに関わらず、毎月150ドル(2万円)の維持費がかかる。

 たかだか駐車場にとんでもない価格と思うかもしれないが、ニューヨーク市内では駐車場が不足しており、駐車料金はエスカレートする一方なのだという。

 それでもこうした傾向が続く限りは、転売して利益を出すことも可能とのことだ。

さらに高額な全自動パーキング

 もう1つの全自動パーキングシステムはさらに高価で、45万ドル(6100万円)だ。この駐車場は有名建築家ザハ・ハディッド氏が設計した「520 West 28th Street」という高級マンションの地下にある。

 一室のお値段は1650万ドル(約22億円)。ここに駐車場の料金は含まれていない。

有名建築家ザハ・ハディッドが設計した520 West 28th Street。カーブを描くガラスのファサードが美しい / image credit:Colin Miller

 121 East 22ndと違い、アプリで遠くからでもシステムを操作できるので、入り口で車の到着を待ちぼうけするようなことはない。

 これは、ポップスターのアリアナ・グランデや、ロックミュージシャンのスティングなど、プライバシーを守りたい有名セレブが暮らしている(いた)ことを考えると、とても重要なことだ。

 また係員に鍵を預ける必要などなく、人が介在しないので、新型コロナの感染から身を守れるという利点もあるそうだ。

さらには1億4000万円の駐車場も

 全自動パーキングシステムは非常に高価だが、それでもニューヨークで一番高価というわけでない。

 なんとここ最近、一部のマンションが駐車場価格を100万ドル(1億4000万円)にまで引き上げたという。

 ただしこれまでのところ、この超高級駐車場を契約した人物はいないようだ。

 ちなみに昨年ニューヨーク市内で一番高く売れた駐車場の1つは、75万ドル(現在の為替で1億円)だったそうだ。

 もちろんこれは最高級の価格帯で、相場は30万~40万ドル(4100万~5400万円)であるとのこと。それでも目玉が飛びるような価格だ。

References:NYC robotic parking systems cost luxury residents $300,000 per space / written by hiroching / edited by / parumo

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