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アン・ボヒョン、破壊力満点の「はいよろこんで」 日本“初出演作”でトリンドル玲奈と共演

Real Sound

『いつでも帰ってこれる場所』

「ハイ! よろこんで!」

 聞くと元気が湧く言葉。まさかこの言葉をアン・ボヒョンの口から聞ける日が来るとは!

 参考:【写真】板前姿で微笑むアン・ボヒョン

 株式会社大庄が全国に展開する大衆酒場「庄や」が、50周年を迎えることを記念して制作したドラマ『いつでも帰ってこれる場所』が話題となっている。主人公はドラマ『梨泰院クラス』でおなじみの俳優アン・ボヒョンと、トリンドル玲奈が演じている。本作は、8分間のミニドラマだが、アン・ボヒョンの日本“初出演作”として、その内容の濃度と破壊力はハンパない。

 庄やの公式サイトによると、ストーリーはこうだ。

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 世界一のボクサーを目指し日本にきた男性(アン・ボヒョン)は、怪我によって夢が絶たれ母国に帰れずにいた。そんな彼の事情を知り、そっと近くで見守る女性店員(トリンドル玲奈)。彼女から差し出された“ある料理”が彼の心情を大きく動かすことになる。これは、とある飲食店で起きた優しい愛の物語。

 ドラマの始まりがラストと繋がるところから物語は幕を開ける。188㎝の高身長のアン・ボヒョンが、168㎝のトリンドル玲奈に近づいてくる。この身長差がのっけからたまらない。おのずと上目遣いになる彼女を自分に置き換えて観てしまう人も多いだろう。キスされるのかとボヒョンの口元に向け顔をあげようとする彼女を留め、おでこにキスをするアン・ボヒョン。彼の去った後ろ姿にそっと「おでこかよ……」と呟く姿は共感しかない。

 「彼は突然やってきた」のナレーションとともに、庄やの店舗が映る。台風によるロケ地変更で、庄やの赤坂店を使用しての撮影となったが、アン・ボヒョンは店のインテリアを気に入ったと制作発表で語っている。客からの呼びかけに応える「は~い! よろこんで!」の声とともに板前姿で登場するアン・ボヒョンにボルテージが上がる。特別出演の安斉かれんに「板前さんかっこいいね!」と言われ、共に写真におさまるその姿とクシャっとした可愛い笑顔が抜群にいい。

 板前姿から私服に着替え、「お客さんにデレデレしてたでしょ」と言われて返す、「あ?(アとオの混ざった鼻濁音が心地よい!)」の声と言い方は、素のボヒョンが咄嗟に返したのではないかと思うくらい自然すぎて、ドキッとさせられさらにボルテージが上がる。

 Michael Kanekoが歌う「Separate Seasons」の音楽も相まって、全体的に情緒的な雰囲気が漂うドラマとなっており、台詞も音楽も温かみがあって癒される。「みんな大変なこともあるだろうけど、明日からまたがんばろうって思える」という彼女の言葉を聞き、ボクサーだった過去を話すアン・ボヒョン。ライダースジャケットを着て、酔った顔で店の扉を開けてカウンターで呑む姿には彼の苦悩がにじみ出ている。心の動きが表れた表情がさすがだ。

 本作の総合プロデューサーである太田創によると、アン・ボヒョンが本作にキャスティングされたのは、大ヒットドラマ『梨泰院クラス』が理由で、居酒屋が舞台の作品の中で、一際印象に残ったのがアン・ボヒョンだという。アン・ボヒョンを主役にした本作の話題性、人気度は素晴らしく、何度も観たくなるドラマとなっており、キャスティングは大成功だったといえるのではないだろうか。

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