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『天使にラブ・ソングを…』続編企画も進行中  ウーピー・ゴールドバーグが歩んだキャリア

Real Sound

『天使にラブ・ソングを…』©1992 TOUCHSTONE PICTURES. All rights reserved.

 12月2日に『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で放送される『天使にラブ・ソングを…』。30年ほど前の映画でありながら、今もなおファンが多く、名作として語り継がれている作品だ。公開当時、アメリカでは6カ月を超えるロングランを記録。今でも、SNSなどで「Hail Holly Queen」の替え歌映像が流行り、過去にも『金曜ロードショー』で視聴者リクエストによって放送が決定するほど、日本でも根強い人気がある。

 参考:【写真】現在67歳のウーピー・ゴールドバーグ

 歌うことが好きなウーピー・ゴールドバーグ演じるデロリスは、昔から問題児。彼女は大人になり、ショーで歌手として働く傍らギャングの愛人として生きていた。ある時、殺害現場を目撃したことで彼女の身にも危険が迫ることになり、修道院に身をひそめなければならなくなる。初めは嫌がっていたデロリスだったが、賛美歌を通して彼女の人生は大きく変わっていく。

 共演には、シスター役として『ハリー・ポッター』シリーズのマクゴナガル先生を演じたマギー・スミスも。名優たちの演技と、奏でられる音楽が人々の心を奪う。

 この作品のために制作陣は、実際に俳優から修道女になったドロレス・ハートに取材をしたとのこと。「かくまってもらってるのに、死んでもいいの?」と思うほど、修道院に入っても自由奔放な性格であちこち動き回ってしまうデロリス。それでも彼女の性格が、修道院で真面目に暮らしていた修道女たちにとって少しのスパイスとなり、平凡な日々にドラマをもたらす。

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 ゴールドバーグは、イーロン・マスクが買収したTwitter社の行為に反論し、アカウントを削除したことで最近もニュースになった女優だ。『ゴースト/ニューヨークの幻』にも、霊媒師のオダ・メイ・ブラウン役として出演しており、その印象が強い人も多いだろう。

 1986年に『カラーパープル』で映画デビューしたゴールドバーグは、キャリアの浮き沈みが激しかったが、『天使にラブ・ソングを…』への出演が決定したとき、すでに『ゴースト/ニューヨークの幻』でアカデミー賞助演女優賞を受賞するほどの実力を兼ね備えていた。当時、50年ぶりに黒人女性が受賞したことが大きく取り上げられた。その後、アカデミー俳優としてプレゼンターも複数回務めている。

 『天使にラブ・ソングを…』出演後も、『コリーナ、コリーナ』『ライオン・キング』など、俳優としてはもちろん声優としても作品に出演するようになった。さらに『天使にラブソングを2』で、ゴールドバーグは1200万ドルのギャラを獲得し、ハリウッドで最も稼いだ女性俳優となったのだ。何より称えるべきなのは、EGOTと言われる、エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞、トニー賞をすべて獲得し、テレビ、音楽、映画、演劇すべての分野でトップの座に輝いたことだろう。

 その後ゴールドバーグは、映画公開から17年後に、プロデューサーとして『天使にラブ・ソングを…』のミュージカル化を実現。日本では計3公演が上演されており、楽曲はすべて舞台用に書き下ろされた。

 ゴールドバーグは、2007年からはトーク番組『The View』などの司会業にも注力。また、Deadlineによると『Outlaws(原題)』という西部劇がテーマの映画で、ゴールドバーグは主要キャストを務めるとのこと。すでに撮影は終わっていると報じられており、67歳を迎えた今も俳優・司会と様々な場所で活躍している。しかし、彼女が誇りに思っているのは賞の数ではなく「私がまだここにいること。消え去ったりはしなかった。私はまだここにいて、ここで私をやっている」ことだと、Varietyのインタビューで発言している。

 また、最近では『天使にラブソングを2』につづく、第3作の脚本を受け取ったとゴールドバーグ自身が明らかにした。ゴールドバーグはデロリス役に復帰するほか、タイラー・ペリーと共にプロデュースを兼任するという。彼女は脚本を「とても気に入った」と明かし、この映画でぜひ見てみたい音楽的才能を持つ修道女の候補として、リゾとニッキー・ミナージュの名前を挙げた。実際、誰が新たなシスターとして登場するかまだ明らかになっていないが、候補に挙がっている名前を見るだけでもワクワクする。

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